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「もりおか雪あかり2020」開幕 雪不足乗り越え光ともす

スノーキャンドルが並ぶ幻想的な会場

スノーキャンドルが並ぶ幻想的な会場

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 「もりおか雪あかり2020」が、2月6日に開幕した。

「雪あかりアートコンクール」に参加する7基の雪像

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 市民や観光客の交流、地域活性などを図るとともに、雪で作ったスノーキャンドルに火をともし、本州一寒い街と呼ばれる盛岡の冬の夜を温かい光で来街者をもてなそうと始まった「もりおか雪あかり」。期間中、盛岡城跡公園芝生広場ともりおか歴史文化館前広場のメイン会場のほか、盛岡駅滝の広場、岩手県公会堂など11のサブ会場を含め市内13の会場でおよそ1万5000個のスノーキャンドルに明かりをともし、冬の夜を幻想的な光で彩る。

 16回目の今年は雪不足や降雨の影響が心配されていたが、開幕数日前からの降雪と冷え込みがあり、冬らしい雰囲気の中で無事にスタート。例年より雪の量は少ないため、メイン会場となる盛岡城跡公園芝生広場は規模を縮小したという。

 6日に行われたオープニングセレモニーで藤尾善一副市長は「『雪あかり』にふさわしい寒波の到来、ボランティアの皆さんの尽力があり今年も無事に開催できたことに感謝したい。今だからこそ際立つ光の美しさで、皆さんの心を温めるような盛岡の冬の思い出になればうれしい」と話した。

 盛岡城跡公園芝生広場には市民らが工夫を凝らし制作した雪像7基も並び、キャラクターをモチーフにした作品の前で写真を撮る来場者や、滑り台やトンネルが付いた作品で子どもたちが遊ぶ様子も見られる。雪像は「雪あかりアートコンクール」の参加作品で、芸術性のほかろうそくに火をともした時の美しさなどから審査し、7日に表彰式を行う。

 市内から家族で訪れた男性は「雪が少なくて、どんな風になるのか少し心配だったが、雪景色を見ることができて良かった。とても寒いが、キャンドルの光が暖かい色で美しい。子どもたちと一緒に楽しみたい」と話す。

 点灯時間は17時~20時。今月8日まで。

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