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盛岡・河南地区の魅力を伝える「日記」スタート 市民目線でファンを増やして

「Canaan Diary」に登場する青乃(左)・茜(中央)・菜々子(右)の3人

「Canaan Diary」に登場する青乃(左)・茜(中央)・菜々子(右)の3人

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 盛岡市河南地区を紹介するウェブサイト「Canaan Diary かなん日記」が7月23日に公開された。

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 河南地区は市内の中ノ橋通、紺屋町、鉈屋町、肴町、南大通、八幡町、松尾町の7つの地域から成るエリアで、商業施設「ななっく」の閉店や「盛岡バスセンター」の再整備など大きな動きがある一方、個人店やリノベーション施設のオープン、各商店街や町内会による取り組みなど小さな変化も続いている。「Canaan Diary」は、移り変わる河南エリアの様子と魅力を市民目線で紹介することで、エリアのファンを増やそうとスタートした。

 同サイトは女性キャラクターたちを主人公に、各キャラクターが河南地区で見つけた店や場所、ものなどを日記形式で紹介する。登場するキャラクターは、料理が得意でお酒や和菓子が好きな先輩の「青乃(あおの)」、甘いものと読書、飲食店探しが好きな次女的存在の「茜(あかね)」、美容と音楽が好きで「さんさ踊り」に熱中している一番年下の「菜々子」の3人。日記は各キャラクターのインスタグラムと連動し、交換日記のような形で更新されていく。

 日記の文章を担当しているのは、市内で働き、暮らしている3人の女性。3人が実際に店舗などを取材し日記を書いている。当初はキャラクターを使わずに本人たちの写真を使う構想もあったが、キャラクターがあった方が自由度が増すことや、キャラクターごとのファンも獲得できるといった考えから、実際の3人に近い設定のキャラクターが生まれた。

 「青乃」を担当する女性は「河南地区にはみんなが知っている有名店も多いが、名前は知っているけど入ったことはないという人も多い。そういった場所を私たちが紹介することで新しい発見もあると思う。実際に取材に訪れてみて、河南の街はどんどん変わっているなと感じた」、「茜」担当の女性は「こんなお店あったんだとびっくりすることも多い。昔ながらの風情がある景色の中に新しいものが点在しているのも面白い。ゆっくりした時間が過ごせる」と話す。「菜々子」担当の女性は「これまで河南地区に来ることが少なく、あまり知らないエリアだった。日記を始めてからは、驚きと楽しさでいっぱい。お店の皆さんと話してみると、地域を盛り上げたいという思いを感じる」とも。

 日記は今後もゆっくりとしたペースで更新を続け、「青乃」「茜」「菜々子」の3人が感じたままに発信していくという。キャラクターたちのやり取りなど、3人だからこその良さや、堅苦しくないやわらかく自然に感じられる内容を心掛ける。

 3人は「盛岡に住んでいる人も、そうではない人も、河南地区に行ってみたい、行こうと思ってもらえる内容へと盛り上げていきたい。『かなん日記』が楽しく広まっていくように、私たちも情報をキャッチして伝えていきたい」と意気込む。

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