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盛岡の古着店地下にコミュニティープレイス DIYでスケボーランプも、地域に根差す場に

「地域のコミュニケーションの場になれば」と手作りのスケートボードランプ前で話す成田さん

「地域のコミュニケーションの場になれば」と手作りのスケートボードランプ前で話す成田さん

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 古着店「ドンドンダウン オン ウェンズデイ盛岡北店」(盛岡市青山4)の地下に3月1日、コミュニティープレイス「THE PARKING AOYAMA」がオープンした。

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 同店の地下倉庫だったスペースを利用するアイデアを思いついたのは、同店オーナーの成田陽平さん。成田さんは広い倉庫スペースを別の形で活用できないかと模索していたという。店舗から運動公園などの施設が近いことから、若者からファミリー層までが集まれるコミュニティーの場を作ろうと提案した。

 成田さんは「古着の購入や買い取り以外に、利用する皆さんとコミュニケーションを取れる方法があればという思いがあった。地域の皆さんが気軽に集まって、自由に遊べる場所になっていけばと考えている」と話す。

 コミュニティープレイスとして活用するアイデアにスタッフも賛同。若手スタッフと共に準備を進めてきた。スペース内には、古着屋ならではのアイデアで、商品陳列に使っていた什器などの古材を使ったリメークアイテムも並ぶ。「THE PARKING AOYAMA」という名前は、同店が位置する「青山」の地名と、公園を意味する「PARK」、「~する」といった意味合いになる「ING」を合わせ、「自分が好きなことをする場所」という思いを込めた。

 メインの設備はスケートボードで利用できるランプで、自身もスケートボードをするという成田さんの強い要望で実現。市内にはスケートボードを楽しめる場所が少ない上、屋外施設が多いことから、雨や雪の日でも利用できる屋内の施設を考えた。ランプも全てハンドメードで作り上げたという。このほか、卓球台やダーツ、ギターやベースなどの楽器も設置し、利用者は自由に使うことができる。今後はイベント会場としての利用や希望者への場所貸しも考え、フリーマーケットを開催する構想もある。

 同店は3月17日にリニューアルオープン1周年を迎え、記念セールやイベントを控える。成田さんは「自分たちがハンドメードで作ったものもあるので、DIYイベントをしても面白いかもしれない。皆さんが楽しめるよう、自分たちも楽しみながら少しずつ設備を増やしていきたい」と意気込み、「これからも地域に根差す古着屋として、皆さんに還元できるような取り組みをしていきたい。気軽に利用してもらえれば」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~21時。利用料金はフリータイム500円。利用の際は同店スタッフへの声掛けが必要。

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