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「滝沢スイカ」を使ったご当地サイダー誕生 炭酸強めで大人向けの味わいに

岩手・滝沢スイカのサイダー

岩手・滝沢スイカのサイダー

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滝沢市の農園「アートファーム」(滝沢市鵜飼)が7月1日、滝沢スイカを使った炭酸飲料「たきざわスイカスパークリング」を発売した。

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 同農園では滝沢スイカや季節の野菜などの栽培と販売を行い、今年で3年目を迎える。スイカを栽培する中で、形が悪いものや傷が付いたもの、収穫時期が遅れたものなど、食用には適しているが出荷できない果実の有効活用法を考え、ジャムやドライフルーツの試作を行ってきたが、スイカは水分が多く加工しづらいのが難点となっていた。そこで、水分の多さを生かして果汁を使った「地サイダー」を考案した。

 代表の三上恒史さんは「スイカといえば夏の果物というイメージが強いが、1年中スイカを楽しんでもらうにはどうしたらいいのだろうと考えている。滝沢の名産品としてお酒はあるが、ソフトドリンクはあまりない。サイダーであればお土産としても贈りやすいと思う」と話す。

 「たきざわスイカスパークリング」は、あえてスイカの風味を抑えているのが特徴。スイカの味を強く出しすぎてしまうと好みが分かれてしまうため、誰でも飲みやすいように工夫したという。食事に合わせても違和感がないよう甘さを控え、強めの炭酸ですっきりとした大人向けの味に仕上げた。ラベルは女性でも手に取りやすいデザインとなっている。

 当初は限定3000本を予定していたが、多くの反響があり現在は追加生産を行っているという。三上さんは「スイカは果物としてそのまま食べるだけではなく、いろいろな可能性を持っていると思う。毎日暑い日が続いているが、スイカ農家が作ったスイカサイダーを飲んで、暑さを吹き飛ばして」と呼び掛ける。

 340ミリリットル入りで、価格は380円。販売は夏季限定で、「ビッグルーフ滝沢」内の産直やマイヤ滝沢店、産直まごころのほか、盛岡駅・青山駅構内、「らら・いわて」、「銀河プラザ」などでの取り扱いも予定している。

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