2016年9月30日の盛岡バスセンター廃止に伴い、10月1日から同センター発着バスの乗り場が変更となる。
同センター廃止後は、現在バス待機所として使用している駐車場内に仮設のバス乗降所を設ける。乗車専用の新設のバス停2カ所と仮設の待合室を整備し、10月1日から代替乗り場として供用を始める。
乗り場変更となるのはセンター構内を発着していた路線バスで、乗り場は仮設乗降所内新設バス停・ななっく前バス停・盛岡駅東口・盛岡駅西口に変更となる。乗り場が変わる路線と行き先、新しい乗り場などは盛岡市ホームページと各バス会社ホームページで確認できるほか、現地に案内誘導員を配置する。併せて、センター内に設置していたバス乗車券販売窓口も、ななっく1階へ移動となる。
同市交通政策課の担当者は「注意してもらいたいのは、センター内発着の路線のみ乗り場が変わること。変更後のバス停については告知も行っているが、誘導員もいるので何か不明な点があれば気軽に聞いてほしい」と呼び掛ける。
9月末を持って廃止となる同センターは昭和の面影を残す建物としてファンも多く、一目見ようと県外から訪れる観光客も多い。宮城県から写真を撮りに来たという木村優介さんは「学生時代、盛岡から地元に帰るためにバスセンターからバスに乗っていた。思い出の場所の一つなので、廃止のニュースを聞いて驚いた。寂しさを感じているが、無くなってしまう前に何とか来ることができた。たくさん写真を撮って帰る」と話す。
同センターの今後については順次発表する予定。