「~河南をアツく語る~よもやま話の会」は5月14日・15日、盛岡市河南地区で開催するイベント会場などを周遊する無料循環バス「河南ミニ循環バス」を運行する。
同会は河南地区のまちづくりや現在の課題などについて、商店街や町内会の枠を超えて考え、取り組むために設立。これまでも地域を盛り上げる活動を行ってきた。「河南ミニ循環バス」は同地区で行われるイベント会場が連携して告知や集客を行うことを目的に企画。昨年10月に初めて運行し、今年4月に引き続き3度目の運行となる。
同会事務局の長谷川千尋さんは「河南地区はさまざまな町内会や商店街が隣り合っている地域だが、それぞれが開催しているイベントについては意外に知らない面もある。別々に宣伝するのではなく、お互いに協力することで人の流れを作り、地域の活性化につなげたい」と話す。
運行するのは30人ほどが乗れる中型バスで、今回は両日に行われる5つの地域イベント会場を中心に河南地区を巡回。鉈屋町で開催する手づくり市「てどらんご」の会場を出発し、中ノ橋通2丁目、盛岡バスセンターなどのバス停、盛岡劇場、盛岡八幡宮などを回り再び鉈屋町に戻るルートを通る。1周約20分で運行し、既存のバス停以外では看板やのぼりが設置されている場所から乗車可能。運賃は無料。
期間中は「河南のイベントを制覇しようスタンプラリー」も実施。各イベント会場などに設置された5つのスタンプのうち3つ集めると、イベント制覇特典が進呈される。特典の内容はスタンプラリーの台紙に掲載。台紙はバス車内やイベント会場、盛岡バスセンター、盛岡劇場などで入手できる。
同事務局の吉田一輝さんは「イベントを回るのはもちろん、地域それぞれの景色やお店なども楽しんでほしい。路線バスへの乗り継ぎもしやすいので、観光だけではなく、ちょっとした移動の足にも利用していただければ」と話す。長谷川さんは「盛岡はこれからお出掛けシーズン。河南地区にはディープで面白い魅力がある。ぜひ足を運んで」と呼び掛ける。
運行時間は10時~16時。バスの時刻表や詳しいルートはスタンプラリーの台紙や乗り場の看板のほか、「盛岡まち並み塾」のホームページでも確認できる。