県立美術館で「ディック・ブルーナ展」-ミッフィーが美術館の魅力紹介

子どもの活気でにぎわう県立美術館。会場の一部ではミッフィーの貼り絵体験ができる

子どもの活気でにぎわう県立美術館。会場の一部ではミッフィーの貼り絵体験ができる

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 岩手県立美術館(盛岡市本宮字松幅、TEL 019-658-1711)は4月19日より、「美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」展を開催している。

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 この日行われた開会式では、盛岡市下太田保育園の園児約40人がミッフィーとともにくす玉割を行ない、会場をにぎわせた。

 全国で13カ所目の巡回展となる同展は、絵本やアニメーションで人気のキャラクター「ミッフィー」や「ボリス」など、ディック・ブルーナさんの作品の中から、シルクスクリーンの原画や鉛筆による直筆原画、ポスターなどのオフセット作品、絵本など全141点のほか、ブルーナさんが表紙を手がけた400点余りの書籍(ペーパーバック)も展示する。

 同展は世界的に知られるキャラクターの原画を展示する一方で、「美術館に行こう!」をテーマに、「ミッフィーと地元美術館のコラボレーション」を実現。同館が所蔵する萬鐵五郎や五味清吉、千葉勝など岩手県に由来のある作家らの24作品を「ミッフィーが紹介」するなど、地元作家への理解を深める展示内容を特徴としている。

 展示会場の一部には子どもたちがブルーナさんの作品に色紙ワークを体験できるワークショップのコーナーも用意。ここでは、訪れた大勢の親子がミッフィーの貼り絵やお絵描きに夢中になっている。

 この日開会式に訪れたディック・ブルーナ・ジャパンの鐵田昭吾社長は「巡回展だが、各美術館の所属作品と協力する形をとっているので、それぞれに特徴が出るのが本展のいいところ」とし、「特に今回は階段など、展示会場以外のディテールに気を配られていて、キュレーターさんの努力が見える内容」と話している。

 開館時間は10時~19時。観覧料は、大人=800円、高校・学生=500円、小・中学生=300円。5月18日まで。

岩手県立美術館、「ポッドキャスト」で作品解説-iPodの貸し出しも水深50センチの水中写真展-川の中をオリジナルのブルーで表現(盛岡経済新聞)鍾乳洞を現代アートで表現-写真・映像・音で空間インスタレーション(盛岡経済新聞)「ミッキー&ミニー」が多彩なトートバッグに-青山・代官山などで企画展(シブヤ経済新聞岩手県立美術館

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