3月11日に行われる追悼イベントに向けた灯籠制作会が1月11日・12日、イオンモール盛岡(前潟4)で行われた。
震災翌年から盛岡市主催で開催され今回で4回目を数える東日本大震災追悼行事「祈りの灯火(ともしび)」で使用する灯籠を、牛乳パックで作る同制作会。市民にも制作に参加してもらおうと実施している。
追悼行事の今年のテーマは「これからも共に」で、約1万個の灯籠に火をともす。毎年全国各地から灯籠が寄せられ、盛岡から被災地へ追悼の思いを伝えるイベントとして続けられてきた。市内の小中学校も灯籠制作に協力するほか、今年も県内外から手作りの灯籠を募るという。
制作会では、楽しそうに思い思いの手作り灯籠を制作する親子連れの姿が見られた。
実行委員長の吉田光晴さんは「ボランティアでできることが減ってきて、盛岡でも風化を感じる。市民の皆さんに灯籠を作ってもらうことで震災を思い出してもらい、3月11日のイベントも見に来てもらえれば」と話す。「灯籠は10分程度で制作できるので、気軽に制作会に参加してほしい」とも。
制作会は、2月7日・8日にななっく(中ノ橋通1)、同21日・22日にイオンモール盛岡、同28日・3月1日にパルクアベニューカワトク(菜園1)でも開催する。参加無料。開催時間は各日10時~16時。