岩手県産業貿易振興協会(盛岡市盛岡駅西通2、TEL 019-621-5432)は3月13日から、岩手の特産品を販売する「大いわて展」を日本橋高島屋(東京都中央区)で開催する。
初日となったこの日、達増拓也岩手県知事も会場を訪れ、テレビ取材に応じるなどして県産品のPRに務めた。
今回で38回目を数える同展は、岩手県内で生産された優良特産品を展示即売しながら、同時に観光資源を宣伝し観光客の誘致を図るもの。昨年に引き続き2週間にわたって開催し、期間中の20万人の動員を見込む。
期間中、昨年放送されたNHK朝の連続ドラマ「どんど晴れ」の舞台となった小岩井農場の一本桜を会場に演出。日本三大杜氏のひとつ「南部杜氏」の作る地酒や全国的にも知名度の高い「盛岡冷麺」や「前沢牛」「三陸の海産物」などの食品のほか、「南部鉄器」や「岩谷堂箪笥」などの工芸品も紹介する。
会場の一角では、デパ地下感覚の「中食」コーナーを用意。「磐井鶏とモチキビのロール蒸し」や「麦香豚(ばっこうとん)の山ぶとう煮」など、東北地域の料理人で組織する「みちのく料理フォーラム21」の総料理長による、岩手の食材を生かしたオリジナル総菜12品を量り売りする。
会場には、観光案内コーナーのほか、岩手県への移住希望者を対象にした相談コーナーも開設。同協会事務局次長の伊藤俊治さんは「『大いわて展』は岩手の物産展ではルーツ的な存在。今回は南部鼻曲がり鮭や春野菜、タケノコなど、岩手の新鮮な食材を用意した」と話す。
営業時間は10時~20時。3月24日まで。
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