アレフ(札幌市)が経営する「びっくりドンキー」発祥の店「ベル大通り店」(盛岡市大通1、TEL .019-629-2245)が開店40周年を迎えた。初代店長で現在ドアマンを務める佐々木重政さん(71歳)とドアマンを体験できる企画を実施している。
1972(昭和47)年6月に盛岡市大通に創業者の庄司昭夫さんが開業した同店。本社を札幌へ移しハンバーグレストランチェーンとして全国展開した。初代店長を務めた佐々木さん(元顧問)は、定年退職後から同店のドアマンを務め、今年で11年目になる。12時から16時まで店頭に立ち、お客さまを明るく笑顔で出迎え、通行人にも「こんにちは」と大きな声であいさつを届ける。「ドアマンは最初にお客さまに会う大事なところだから、いつも明るく元気に迎えたい」と佐々木さん。ドアマンを続けながら社員研修では後輩たちに「感謝の心」を伝えてきた。
「いいものは実行していく人間になりたい。100歳まで生きてドアマンとしてギネスブックにも載りたい」と夢を語る。「年を取るのが楽しみ」とも。
同店では40周年を記念して、店の軌跡を追う写真パネルの展示や、佐々木さんと一緒にドアマンの制服を着て来店客を迎えるドアマン体験を2014年3月まで実施する。また、来店客に3年後の自分に手紙を書いてもらうタイムカプセル企画も行う。8月7日・31日に、店の中庭にタイムカプセルを埋める。
「結婚指輪交換の記念日にドアマン体験をしてくれた人もいた。『感謝の心を忘れないようにね』としっかりアドバイスも伝えた。(ドアマン体験は)いい思い出になると思う」と佐々木さんは話す。
営業時間は10時~24時。