滝沢村でスノートレッキングイベント-冬しか見られない氷柱を堪能

冬しか歩くことができないコースをスノートレッキングで楽しむ参加者

冬しか歩くことができないコースをスノートレッキングで楽しむ参加者

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 岩手山ろくをスノーシューで歩く「鞍掛山麓スノートレッキング」(主催=滝沢村観光協会)が2月27日、滝沢村の鞍掛山麓で開催された。今年で3回目。

巌鷲乃滝の氷柱

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 相の沢キャンプ場から巌鷲乃滝を目指すこのコースは、夏場は茂みに覆われることから、一般の登山者は入山することができないため、トレッキングを楽しめるのは冬のこの時期のみ。冬にしか味わえない景観を求めた県内外のトレッキング愛好家33人が参加し、スノーシューや輪かんじきを履いて約2時間あまり冬山歩きを楽しんだ。

 トレッキングには、安全対策として網張ビジターセンターや滝沢村山岳協会など、周辺の地形や気候をよく知る現地コーディネーターが同行。同地域の地理や歴史なども紹介しながら、目的地となる巌鷲乃滝の「氷柱」を目指した。氷柱はここ数日、気温が高かった影響でやせ細ってはいたものの、初めて目にする光景に参加者はしきりにカメラのシャッターを切っていた。

 参加した関根郁子さんは「スノーシューを履くのも初めてだったが、個人では無理なうえに、この季節にしか歩くことのできないコースを堪能できた。楽しみにしていた氷柱に出合えてよかった」と話していた。

 同協会担当者は「さらに冬ならではの観光資源を見つけ、(鞍掛山を)通年で楽しめる山にしていければ」と今後の観光利用に期待を寄せる。

 下山後、参加者には同村特産の岩魚を使った「岩魚鍋」が振る舞われた。

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