盛岡のタウン誌「てくり」を発行する「まちの編集室」(滝沢村)が9月1日、別冊「te no te(てのて)」を発行した。
「いわてのてしごと-crafts & products」を副題にした同誌は、岩手の地場産品の魅力を再発見する内容で、県内10エリアから南部鉄器やホームスパン、木工、漆器など、工芸家ら16人の「手仕事」を紹介する。
構成とデザインを手がけた編集部の木村敦子さんは「作るだけでなく、きちんと使える『生活品』であることをテーマに編集した。岩手の工芸品は首都圏などでは高く評価されているのに、地元ではなかなか受け入れられていない現状がある」とし、「取り上げた品は、若い人にも使ってもらえるような価格帯のものを選んだ」と話す。
「人が作るものには、すべてに(作者の)『考え』が宿っている。例えば五角形のはしにしろ、形になる理由はそれなりにあるはず」と木村さん。誌面では、工芸品が生まれるストーリーとその瞬間に焦点を当てながら、作品と工芸家の横顔に迫った。
A5サイズ、96ページ、オールカラー。定価1,500円。県内では、さわや書店、東山堂書店で販売するほか、青山ブックセンター、ジュンク堂新宿店(以上、東京都)、火星の庭、光原社せんだーど(以上、仙台市)、恵文社一乗寺店(京都市)でも扱う。
9月18日から、「Holz」(菜園1、TEL 019-623-8000)で「てのて」展を開催する