2人から催行するバスツアー「盛旬バス」-着地型旅行向けに商品化

岩手県の保存樹木になっている「米内浄水場のヤエベニシダレザクラ」。「盛岡市郊外さくら名所巡り」で巡る(この写真の記事へ)

岩手県の保存樹木になっている「米内浄水場のヤエベニシダレザクラ」。「盛岡市郊外さくら名所巡り」で巡る(この写真の記事へ)

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 盛岡観光コンベンション協会(盛岡市中ノ橋通1、TEL 019-604-3305)は4月から、盛岡地域の四季に焦点を当てたバスツアー企画「盛旬(せいしゅん)バス」を始めた。

「盛旬バス」のパンフレット

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 同企画は、文字通り「盛岡の旬を楽しむ」をキーワードに、大手旅行会社では商品化しにくいニッチな観光資源を活用したオプショナルツアー。最近、増加傾向にあるローカル色の濃い観光情報に敏感な旅行客をターゲットに「桜の花見」「秋の紅葉」のほか、「神子田(みこだ)の朝市見学」「NHK朝の連続ドラマ『どんと晴れ』のロケ地ツアー」など年間で4コース、計70本のバスツアーを運行する。

 催行リスクを軽減するため、最少催行人員はわずか2人にしたのが特徴で、大手旅行会社の提供する旅行商品のオプショナルツアーとしてもアピールする。

 バスガイドには、日ごろからボランティアで盛岡市内の観光旅行者を案内、サポートする「盛岡ふるさとガイド」の40人を起用し、地域の人材活用にも貢献。ハードとソフトの両面から地域資源の利活用を模索する。

 同協会の鎧(あぶみ)浩史係長は「このところはやっている着地型旅行に対応する形で企画した。これまでは交通手段を確保できなかったため商品化が難しかったが、新たに2次交通を開発し、最少催行人数を2人にすることで商品化を実現した」と意気込みを見せる。

 第1弾は、米内浄水場のシダレザクラや小岩井農場の一本桜、石割桜(以上、盛岡市)、弘法桜(雫石町)などを一度に巡る「盛岡市郊外さくら名所巡り」。運行期間は4月28日~5月6日で、料金は大人=5,800円、子ども=3,500円(昼食付き)。

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