
盛岡さんさ踊りの魅力などをPRする「2025ミスさんさ踊り」を決めるコンテストの最終審査が5月10日、「プラザおでって」(盛岡市中ノ橋通1)で行われ、5人のミスさんさ踊りが選出された。
「ミスさんさ踊り」は、毎年8月に行われる盛岡さんさ踊りパレードの先頭で踊る役目を務め、盛岡さんさ踊りの「華」として祭りを盛り上げるほか、県内外や国外のイベントへの派遣など、年間を通じて盛岡さんさ踊りと盛岡の魅力を親善大使としての活動に取り組む。
今年は37人が応募。1次審査を通過した11人が最終審査に進んだ。最終審査は公開で行われ、家族や友人らが結果を見守った。
11人はステージ上で1人ずつスピーチを行い、ミスさんさ踊りを目指す理由や自分の長所、さんさ踊りに対する愛、ミスさんさ踊りとしてどのように活動するかを審査員に伝えた。審査員からは「盛岡の魅力はどんなところだと思うか」「5人でどのようなチームを作りたいか」「どのように踊りを表現したいか」などを質問。最後に「ミスさんさ踊りに必要なことは何か」と問われ、11人はそれぞれ「コミュニケーションを取り合うこと」「自分自身がさんさ踊りを楽しむこと」「笑顔」「協調性」などと答え、ミスさんさ踊りなるための熱意や意気込みを伝えた。
審査の結果、「2025ミスさんさ踊り」に選ばれたのは、川島みなみさん、横田向日葵(ひまり)さん、渡辺宥月(ゆうな)さん、氣田(けた)奈緒子さん、沼田侑希子さん。5人は今後、研修で盛岡さんさ踊りの歴史やミスさんさ踊りとしての立ち振る舞いなどを学び、6月から踊りの練習を開始。7月に三ツ石神社で行われる奉納演舞が初舞台となる。
審査委員長の鈴木稔さんは「今年は本当に激戦で、1票の差が結果に表れた。これから練習を重ね、チームワーク良く、さんさ踊りの華となるミスさんさ踊りになってほしい」と激励した。
今年が3度目の挑戦となった横田さんは「三度目の正直でやっとミスさんさ踊りになれた。これから厳しい練習が続くと思うが、誰にも負けない『さんさ愛』を力に変えて頑張りたい」と喜びの表情を見せた。