見る・遊ぶ

盛岡の桜満開 平年より5日早く、これから見頃の名所も

満開となった盛岡城跡公園の桜

満開となった盛岡城跡公園の桜

  • 2

  •  

 盛岡地方気象台が4月19日、ソメイヨシノの満開を観測したと発表した。

[広告]

 桜の満開は、同気象台構内にある標本木を対象に目視で観測を行い、約80%以上が開いた状態を指す。平年より5日早く、昨年よりは5日遅い満開となった。

 平年は開花の観測から満開まで6日ほどかかるとされていたが、今年は4月16日に開花が観測されてわずか3日で満開となった。16日は朝から雨が降り気温も低かったが、17日からは気温が高い日が続き、19日は県内各地で今年一番の暑さとなったことで開花が進んだとみられる。

 ソメイヨシノを中心に約250本の桜の木がある「盛岡城跡公園」では多くの人が花見を楽しむ姿が見られた。市内から訪れた女性は「やっと開花したと思ったらすぐに満開になってしまい、急いで季節が進んでいるようでもったいない気もする。ゆっくり桜を楽しみたい」と笑顔を見せた。

 「日本さくらの名所100選」にも選ばれている「高松公園」のソメイヨシノは、盛岡城跡公園よりも少しゆっくり花開くことが多いが、盛岡市高松公園管理事務所によると20日に満開となった。盛岡城跡公園と高松公園では、27日まで「盛岡さくらまつり」を開催している。園内にぼんぼりを設置し、夜桜のライトアップを行う。点灯時間は18時~21時30分(高松公園は21時まで)。

 市内ではこれから見頃を迎える桜の名所もある。19日から一般公開が始まった米内浄水場のヤエベニシダレヒガンザクラはまだつぼみの状態。一般公開は5月6日までで、ゴールデンウイーク中には見頃を迎える予定。1万本のオオヤマザクラが植わる「サクラパーク姫神」も20日時点ではで五分咲きで、例年5月上旬に見頃を迎えるという。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース