
ボードゲームサークルやゲーム制作者が集まるイベント「IWATEボードゲームフェス2025」が4月6日、さわやビル4階(盛岡市大通2)で開催される。
同イベントを企画したのは、市内でボードゲームの販売や体験会を行っている「ボードゲーム盛岡ラボ」の金田一泰祥さん。金田一さんは昨年3月に市内で行われたアナログゲームイベント「ゲームマーケット」の出張版に参加。岩手県内のボードゲームサークルやゲームゲーム制作者も参加していたことから、「地元のボードゲーム関係者だけでもイベントが開けるのではないか」と考えていたという。
「どんなイベントにしようか想像を続けていたが、いつかやってみようではなく、まずは一度やってみようと思い立った」と金田一さん。「市内で活動するボードゲームサークルは多いが、サークル同士の交流は少なく、初心者はサークルに加わるのに少し勇気が要ると思う。サークル同士の交流の機会や、初心者が自分に合うゲームや好きなゲームを見つけるきっかけにしたい」と話す。
当日は市内・県内で活動するボードゲームサークルやゲーム制作者、ボードゲームカフェ、県外のボードゲーム関連グループなど19団体が参加。各サークルの紹介やボードゲームの試遊、オリジナルゲームの販売と展示を行う。来場者は会場内の試遊テーブルで気になるゲームを体験できる。試遊ゲームは気軽に遊べるものから、大型のゲームまで幅広い種類をそろえ、参加団体が遊び方を説明する。
ボードゲームフリーマーケットコーナーも設け、収益の一部は「大船渡林野火災義援金」および「認定NPO法人盛岡ユースセンター」に寄付する。ボードゲームが当たるチャリティー抽選会や、デンマーク生まれの対戦ゲーム「KLASK(クラスク)」の日本大会の予選会も行う。さわやビル3階のボードゲームカフェ「Meeats BoardGame&Kitchen」ではイベント限定のランチボックスを販売する。
ボードゲームを通じた交流促進や魅力発信を目的に、年1回の恒例イベントにすることも目標。金田一さんは「ボードゲームの前では立場や年齢も関係なく、全員がフラットになる。ゲームをしている間、誰もが同じ目標に向かって時間を共有するところが魅力。皆さんと一緒に盛り上がりたい」と呼びかける。
開催時間は11時~18時。入場無料。参加団体は「ボードゲーム盛岡ラボ」のSNSで紹介する。