劇団モリオカ市民、今年の演目は「わたしのじゃじゃ麺」に-けいこ本格化

キャスティングが決まり、本格的にけいこが始まった「劇団モリオカ市民」。演出家(写真手前)の熱の入った指導に新米役者も真剣

キャスティングが決まり、本格的にけいこが始まった「劇団モリオカ市民」。演出家(写真手前)の熱の入った指導に新米役者も真剣

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 市民が作り上げる劇団「劇団モリオカ市民」の今年の演目が「わたしのじゃじゃ麺」に決まった。

舞台の基本、発声練習の様子

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 昨年末にキャスティングが発表され、今年に入り本格的なけいこもスタート。けいこ場の盛岡劇場には、仕事帰りに集まった新米役者らが台本を片手にけいこに余念がない。

 同劇団は、昨年10月の一般公募で参加した42人の盛岡市民が舞台を作り上げる市民劇団。「盛岡が好き」「演劇をやってみたい」など、それぞれの動機を抱えながら集まった参加者は、ほとんどが演劇初心者。年齢層は高校生から70代までと幅広く、実際に舞台に立つ役者だけでなく、音響や照明、美術など裏方のスタッフも務める。

 劇団は盛岡市文化振興事業団などを中心に委員会形式で運営。脚本や演出、美術など、地元の演劇関係者らがサポートすることで舞台を完成形に導く。

 公演テーマは、昨年の盛岡冷麺に引き続き「盛岡の三大麺」の中から「盛岡じゃじゃ麺」に。舞台はその生みの親である高階貫勝さんの半生をモチーフに、フィクションを織り交ぜながら3部構成で展開する。

 同事業団の長根山明美さんは「盛岡は元々演劇人口が多く、劇団の数も20を超えるほど演劇が盛んな土地。公募スタッフと地元演劇関係者らが共同で作り上げる、文字通りの市民劇に期待してほしい」と話す。「昨年は3公演とも好評を博して、チケットも1,000枚を超えた」とも。

 公演は2月28日と31日に計3回、盛岡劇場メーンホールで行う。チケットは、全席自由で前売り1,000円。

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