「吾妻嶺(あづまみね)酒造店」(紫波町土館)のインターン生らが企画した「紫波町内の酒蔵を巡るツアー」が3月10日、開催される。
同ツアーを考案したのは立教大学社会学部2年生の塚崎りさ子さんと、経営学部1年生の高橋智宏(ちひろ)さんの2人。普段は日本酒の製造業務に携わり、インターンの活動の一つとして「若者向けの酒蔵ツアーを企画してほしい」という提案があり、今回のツアーを実施することとなった。
塚崎さんは「お酒が飲めるようになり、日本酒について知りたいと思ったことがインターンに参加するきっかけにもなった。周りの友人には日本酒を飲む人が少ない。日本酒といえばおじさんの飲み物、悪酔いしそうといった悪いイメージを持っている人も多いが、実際は若い人でもおいしく楽しく飲めるもの。興味がない人にこそツアーに参加してほしい」と話す。
ツアーは20~30代の男女を対象に、「吾妻嶺酒造店」「廣田酒造店」「月の輪酒造店」の3カ所を巡るもの。酒蔵ごとにテーマを決め、日本酒の歴史や水との関わり、女性杜氏(とうじ)の活躍などについて解説。参加者には酒かすの進呈を予定している。
高橋さんは「私たちも最初は日本酒に興味がなかった。インターン生として仕事に関わるうちに、興味が湧いてきた。日本に住んでいるからこそ、日本酒についてもっと知ってもらいたい。参加した皆さんは必ず日本酒を好きになってもらえると思う。まずは一度、紫波の酒蔵に遊びに来て」と呼び掛ける。
参加には事前予約が必要。予約は電話(TEL 019-673-7221)またはチラシに付いているQRコードからアクセスできる専用フォーム、フェイスブックページから受け付ける。参加無料(試飲代が別途かかる)。定員は10人(先着順)。