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岩手県立大学生が寄付付きボールペンをプロデュース-大学内で販売開始

しまもぐプロジェクト代表三谷千夏さん(左)と中田悠さん(右)

しまもぐプロジェクト代表三谷千夏さん(左)と中田悠さん(右)

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 岩手県立大学の学生がプロデュースする「しまもぐプロジェクト」が、5月28日から同大学生協売店で復興支援商品の販売を始めた。

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 ゼブラ(東京都新宿区)と赤い羽根共同募金(千代田区)、平金商店(盛岡市中ノ橋通1)の協力で制作した学生考案のオリジナルボールペンの売り上げの一部を被災地に寄付する同プロジェクト。

 2013年の夏、同大学社会福祉学部の宮城好郎教授の呼び掛けを受けて同プロジェクト代表、社会福祉学部4年の三谷千夏さんが仲間を集めてプロジェクトをスタートさせた。集まった学生有志がアイデアを出し合い、ゼブラのボールペンをベースに商品を開発。キャラクターのもぐらは水族館「もぐらんぴあ」(久慈市)のイメージから、前にしか進めないもぐらのように復興へ進んでいければという願いを込めた。

 パッケージには、イラストレーターの林下清志さんがデザインしたもぐらのキャラクター「しまもぐ」を起用。岩手の要素を盛り込んで親近感を持ってもらいたいと「岩手のものをいっぱい食べる。土を掘るより海に潜ってウニを採るのが好き」というキャラクターイメージを設定した。

 商品は4月に完成。イベントや学会などで販売を始め、これまでに300本を売り上げた。三谷さんは「沿岸と内陸では震災のイメージにギャップがあり、震災風化が進みつつあると思っていた。ボールペンを買ってもらって被災地に思いを寄せてもらえれば」と呼び掛ける。

 価格は1本200円。市内イベントなどでも販売を行う予定。

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