盛岡・八幡町の建物・歴史について説明する「由緒板(いわればん)」が6月6日にお披露目され、八幡かいわい7カ所に設置された。
由緒板の設置は、地域活性化を目的とした「城南地区地域づくり委員会」と「もりおか八幡界隈まちづくりの会」の共同事業。城南地区は、盛岡市の地域協働モデル地区に指定されており、同事業の一つとして八幡かいわいの歴史を解説する「由緒板」の制作に取り組んできた。今年3月に完成し、今回お披露目となった。
由緒板は「八幡町(幡街)」「杜陵館横丁」「帰命寺横丁」「瀬川屋」「ぶちょうほまんじゅう」「櫻川」「温泉横丁」の7種類で八幡の歴史や建物を盛岡弁交えるなど工夫しながら解説している。八幡通りをメーンに各所に配置する。
同委員会会長の下田啓太郎さんは「八幡かいわいには遊郭などもあったが今の人は分からないと思う。由緒板を通じて八幡の歴史を学んでもらえれば」と話す。
今後は街案内のマップも制作し、配布する計画。由緒板も設置数を増やしていきたい考えだ。