大東建託株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 CEO:竹内啓)は、2月17日、株式会社フジコー(本社:千葉県白井市、代表取締役社長:小林直人、以下、フジコー)とフジコーの100%出資子会社である株式会社一戸フォレストパワー(バイオマス発電所・岩手県一戸町)の株式譲渡契約を締結し、全保有株式の譲渡に合意しました。
一戸フォレストパワーは、2025年度から大東建託のグループ会社としてバイオマス発電所(以下、本発電所)の営業運転を開始する予定です。燃料は従前と同じく林業事業者や森林組合などから調達する未利用材のほか、製材過程で生じた端材とし、主に自社の場内で破砕します。
年間送電量は一般家庭約10,800世帯分に相当する約4,500万kWhで、東日本エリアの大東建託グループ事業所と、管理物件の空室電気・供用電気として供給します。これにより、大東建託グループにおける再生可能エネルギーの国内導入率は100%に達成する見込みで、温室効果ガス削減量は19,000t-CO2/年となります。
大東建託グループは、海外からの輸入燃料に依存しない、国産材を中心としたバイオマス発電をより一層推進し、大東建託が加盟するRE100※1の理念である「社会全体での再生可能エネルギー普及促進」にも貢献していきます。
以 上
※1 企業が自らの事業の使用電力を100%再エネで賄うことを目指す国際的なイニシアティブ
バイオマス発電所(岩手県一戸町)
■ 大東建託グループの再エネ導入率100%へ
大東建託はRE100に加盟し、2040年までに事業活動で消費する電力を100%自社発電の再生可能エネルギーにすることを目標として掲げています。
2023年7月には、関西電力と朝来バイオマス発電所の事業譲渡契約を締結し、2024年4月から営業運転を開始、発電した電力は、西日本エリアの大東建託グループ事業所に供給しています。
今回も本発電所で発電した電力を東日本エリアの事業所に供給することで、大東建託グループにおける再生可能エネルギーの国内導入率は100%に達する見込みです。また、今後本発電所において、現在の固定価格買い取り制度(FIT※2)からフィード・イン・プレミアム(FIP※3)へ切り替えを予定しています。
※2 「フィードインタリフ(Feed-in Tariffs)」の略称。再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)で発電した電気を、国が定める固定価格で、電力会社が一定期間で買い取ることを国が約束する制度
※3 「フィードインプレミアム(Feed-in Premium)」の略称。FIT制度のように固定価格で買い取るのではなく、再エネ発電事業者が卸市場などで売電したとき、その売電価格に対して一定のプレミアム(補助額)を上乗せすることで再エネ導入を促進するもの
■ 株式会社一戸フォレストパワー概要
所在地 :岩手県二戸郡一戸町岩舘字田中65-1
発電出力:6,250kw
敷地面積:32,739平方メートル
年間発電電力量:約5,175万kWh
CO2排出削減量:約19,000t-CO2/
■ 株式会社フジコー概要
所在地:千葉県白井市折立32-8
代表者:代表取締役社長 小林直人
設立:1974年2月(創業1972年3月)
資本金:30,000,000円 (2024年6月30日現在)
事業内容:建設系リサイクル事業、白蟻解体工事、森林発電事業
Webサイト:https://www.fujikoh-net.co.jp/
<関連ニュースリリース>
・ RE100達成に向けてバイオマス発電事業に参入(2023年7月6日)
https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2023/release_asagobio_230706.html
・バイオマス発電事業を行う新会社を設立し燃料調達開始(2023年10月10日)
https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2023/release_asagobio_231010.html
・大東バイオエナジー 朝来バイオマス発電所、2024年4月より営業運転を開始(2024年3月27日)
https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2024/release_asagobio_240327.html