南部せんべいの販売大手「岩手屋」(二戸市)が昨年末、新商品「ピザ南部」を発売した。
若い人に南部せんべいを食べてもらおうと、洋風のピザ仕立てにした。ベースはゴマせんべいで、その上にチーズソースをぬり、赤ピーマンとパセリのフリーズドライチップ、オニオンチップをトッピングした。ピザにより近づけるためにトマト風味を加えた。
1日に1,200枚を生産するが、現在は生産が追いつかない状況だという。営業部の澤口慶太さんは「1年ほど前から企画し、試行錯誤を繰り返してようやく完成した。これまで南部せんべいを食べなかった新たな市場を開拓したい」と意気込む。
1袋1枚入りで150円。直営店のほか、県内のJR各駅の売店、一部高速道路サービスエリアの売店などで販売する。