岩手県の昔話を楽しむ「昔語りの集い&ものつくり教室」が11月21日、いわて県民情報交流センター(アイーナ)で開催された。主催はNPO法人まちあそび(雫石町)。
会場には雫石町や紫波町、滝沢村から愛好家ら3団体が集まり、自慢の「昔語り」を披露した。中には、紫波城の歴史話や「銭形平次捕物控」の作者として知られる野村胡堂(こどう)の生い立ち話など、愛好家自らがまとめたオリジナル作品も見られた。
同NPO代表の石井浩一さんは「参加者から次回も開催してほしいという声が聞けて良かった」と手応えを感じた様子。参加者からは「他の地域ではどんな昔語があるのかいつも気になっていた」「昔話の学び方が分かって良かった」などの声が聞かれた。
会場内では消しゴムではんこを作る「ものつくり教室」も催されたほか、編み物やバックなどのハンドメード作品の販売イベント「ものつくり市」も同時開催された。