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盛岡の出版社が新サービス「こもれびブックス」-個人出版をウェブでアシスト

こもれびブックスのホームページ

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 盛岡の出版社「リエゾンパブリッシング」(盛岡市青山2)が10月15日より、インターネットを通じて個人向けに本の出版を支援する「こもれびブックス」のサービスを開始した。

編集ノウハウを学ぶ「育本レクチャー」の画面

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 一般の個人が本を作るために必要なノウハウやプロセスをインターネットを通じて提供する同サービス。「本を育てる」という意味を踏まえた造語「育本(いくほん)」をキーワードに、プロの編集者と同じように本づくりを体験できるのが特徴。校正ゲラで本文を修正し、同時に表紙デザインや本文書体をサンプルの中から選ぶなどして、本をカスタマイズしながら自著を完成させる。オンデマンド印刷で1冊から書籍化することもできる。

 サービスの導入部分では、既に書いた原稿を1冊だけ無料で本にすることで、これから始まる本づくりを実感させるという新しい試みも導入した。

 「プロの作家ではない個人の方々が本づくりを趣味として楽しんでもらいたくて、このサービスを考えた。作家を目指すというよりは、自分や家族など身の回りにあるストーリーをまとめたり、少しずつ書きためた散文などを一つの形にすることを想定している。いわゆる『自費出版』よりもリアルな体験として『本を育てる感覚』で利用してほしい」と長瀬稔社長。「一度書籍にしても気軽に直せるので、試しに1冊作ることから始めてもらえれば」とも。

 現在、回想録や自伝、私小説、エッセーなど読み物のみに対応し、新聞やタウン誌で連載を持つ人やラジオ番組を持つ人など、手元の原稿や放送用の資料(放送原稿)をまとめたいという人にも利用を呼びかけている。

 書籍データを完成させる「校了」までの費用は3~5万円程度。書籍化するには、オンデマンド印刷の場合、本文150ページ程度で1冊=7,770円、20冊=約12万円など。オフセット印刷にも対応する。書店販売には対応しない。

 1冊だけ無料で本にする「フリーブック」サービスは、毎月1日・15日の2回、先着順で募集する。

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