岩手のスポーツマガジン「Standard(スタンダード)」が4月15日、リニューアル復刊した。
同誌は2006年7月に別の出版事業社から「全国初の地域スポーツ誌」として創刊したものの、資金難から昨年4月に休刊。その後、地元広告代理店の盛岡博報堂(盛岡市菜園)が企画し、創刊当初から編集業務を支援していた山口北州印刷(青山)を発行元に、新たな体制で発行を再開した。
創刊第1号では、「岩手が生んだ一番星」としてプロ野球界でも注目の新人左腕、雄星投手(埼玉西武ライオンズ)を表紙に起用。さらに、今年注目される県出身のアスリートを特集したほか、「名将対談」としてサッカー日本代表(MF)の小笠原満男選手(鹿島アントラーズ)を育て、2007年には盛岡商業高校を高校サッカー日本一に導いた齋藤重信監督と、この春甲子園出場を果たした盛岡大学付属高校の関口清治監督のロング対談を掲載する。
林裕編集長は「県内のスポーツ関係者はもちろん、雑誌の作り手としてカメラマンやライターなど、創刊からかかわっていたスタッフたちも復刊を強く願っていた。県内のメディアから協力を得ながら、トップアスリートから市民スポーツ、子どもからシニアまで横断的に取り上げ、多くのスポーツファンに読んでもらえる誌面を目指したい」と意気込む。
体裁はA4判、オールカラー、120ページ。定価は700円で、県内書店で販売。隔月刊で、次号は6月中旬の発行を予定する。