岩手町の「石神の丘美術館」(岩手町五日市、TEL 0195-62-1453)で現在、「マンガ百花繚乱-いわての漫画家50の表現-展」が開催されている。
岩手県の出身、在住、もしくは縁(ゆかり)のある漫画家の作品を一堂に集めた同展は、同館と「萬鉄五郎記念美術館」(花巻市東和町、TEL 0198-42-4402)の2館で同時開催。53人の漫画家、計748点の原画を展示する。
同館では岩手を舞台にした作品を集めた「マンガにみる『岩手』」、ガロ系やアキバ系など「個性派マンガ」の2つのテーマで作品を紹介。「染るんです。」の吉田戦車さん(奥州市出身)や「愛と誠」のながやす巧さん(岩手に縁)、「だってヤンママ」のすみれいこさん(久慈市出身)、「とりぱん」のとりのなん子さん(盛岡市在住)など28人の作品計333点を展示する。
学芸員の石山裕子さんは「岩手に縁のある漫画家の生の原画を網羅した。原画を見ると、漫画家それぞれの描き方が比較できて興味深い」と話す。「夏休みの時期なので、遠くは首都圏から来館する人もいる」とも。
開館時間は9時~17時。入館料は、一般=300円、高校生・学生=200円、中学生以下無料。9月6日まで。