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道の駅「もりおか渋民」の登録証手交式 県内外の人に親しまれる場所へ

3月6日に行われた登録証の手交式の様子

3月6日に行われた登録証の手交式の様子

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 今春開業予定の道の駅「もりおか渋民」の登録証手交式が3月6日、盛岡市役所(盛岡市内丸)で行われた。

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 同施設は国道4号渋民バイパス沿いに整備される盛岡市では初となる道の駅で、愛称は「たみっと」。1月31日に岩手県内で38番目の道の駅として新規登録され、手交式では国土交通省道路局長が交付した登録証を、岩手河川国道事務所の長田仁所長が内館茂盛岡市長に手渡した。

 長田所長は「道の駅は道路の施設としては休憩や道路情報の提供といった役割が求められているが、地域にとっては観光、交流、防災、産業振興といったさまざまな役割を持つ。『たみっと』は岩手山と姫神山が見えるロケーションも良く、地域の皆さんと一緒に街づくりを盛り上げていってほしい」と期待を寄せた。

 内館市長は「道の駅開業の歩みを振り返ると、1994年度の旧玉山村の頃に始まり、盛岡市との市村合併、渋民バイパスの開通を経て、約30年の歳月をかけて完成に至った。開業に向けて最終準備に入ってきているところ。地域のにぎわい創出の拠点として、市民だけではなく、県内外の皆さんに愛され、親しまれる場所になるよう盛り上げていきたい」と話した。

 その後、施設を指定管理する「道の駅もりおか渋民活性化グループ」が施設の概要を説明。施設は6つの棟で構成され、それぞれトイレ、産直・物販、レストラン、フューチャーセンターなどの役割を持つ。各棟の外壁には渋民出身の石川啄木が故郷を思って詠んだ短歌から想起される、赤、黄、胡桃(くるみ)、薄紫、緑、青緑の6色が採用され、柱や床などには盛岡市産の木材が使われている。

 運営コンセプトは「つどう、つながる、つむぎあう。」で、物と人が集い、物と人や人と人がつながる場所として、将来にわたって持続可能な地域をつくることを目指す。

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