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思い出話と共に盛岡を歩くツアー いつか盛岡を思い出してもらえるように

市街地を巡る街歩きの様子(写真提供=トラベル・リンク)

市街地を巡る街歩きの様子(写真提供=トラベル・リンク)

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 参加者の思い出話や盛岡の好きなところを聞きながら街を歩く「わたしの好きな盛岡 まち歩きツアー ~みなさんの思い出お聞かせください~」が3月15日・16日、催行される。主催は旅行会社「トラベル・リンク」(盛岡市大通3)。

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 「わたしの好きな盛岡」と銘打つツアーは昨年3月に始まり、今回で3回目。関係人口・交流人口の拡大や移住・定住の促進などを目的とした盛岡市のプロジェクト「盛岡という星で」と連携した企画として行ってきた。

 同プロジェクトと連携した企画は盛岡ビギナー向けの内容が多いが、3月は人の異動が多く、新たに盛岡へ来る人のほか、盛岡の外に出る人も増えてくる時期であることから、この春に盛岡を離れてしまう人や思い出話を聞きたい人も参加対象にしている。

 同社の中島航さんは「通常は盛岡に来た人を案内するのがガイドツアーの役割だが、この時期だからこそ、ゆっくりと街の中を歩きながら、さまざまな理由で盛岡を離れる人がこの街での暮らしを振り返ったり、思い出に浸ったりする時間にしてもらいたい」と話す。

 コースは盛岡城跡公園や岩手銀行赤レンガ館、紺屋町などを巡る、市街地ガイドツアーの王道ルートに設定。普段はガイドが案内のために話す時間が長いが、今回のツアーでは参加者の話を採り入れて参加者とのコミュニケーションを重視する。「このツアーは、ガイドが話しすぎないのがポイント」と中島さん。「『盛岡という星で』のSNSなどで公開しているエッセーのようなエピソードを引き出せればと思っている」とも。

 参加者には「盛岡という星で」のビジュアルブックなど盛岡本を贈呈する予定。中島さんは「王道コースを選んだ理由には、新天地で盛岡の話をする時に役立ててもらいたいという思いも込めた。このツアーが盛岡のことを思い出すきっかけや、いつか帰ってくるきっかけになれば」と話す。

 参加費は1,500円。定員は各日8人。申し込みは同社ウェブサイトなどで受け付ける。

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