「第12回 伝統さんさ踊りこども発表会」が11月24日、盛岡市都南文化会館キャラホール(盛岡市永井)大ホールで開催される。
伝統さんさ踊りは、盛岡市とその周辺地域で受け継がれてきたさんさ踊りで、地域によって振り付けや衣装が異なり、地域ごとの保存会などで踊りを継承している。
子どもたちによる伝統さんさ踊りの発表会は、盛岡周辺地域の伝統さんさ踊りと、保存会や団体に加わり伝統芸能の保存・継承に取り組む子どもたちについて知ってもらおうと開催されてきた。発表会では、盛岡さんさ踊り振興協議会の会員団体に所属する幼児から小中学生、高校生までが、日頃から練習している踊りを披露する。
子どもたちが中心となる発表機会は限られている。盛岡さんさ踊り振興協議会事務局を務める盛岡観光コンベンション協会の菊池愛理さんは「8月のパレードや伝統さんさ踊り競演会はどうしても大人が中心になってしまう。子ども発表会は文字通り子どもたちが主役なので、ステージに立ち、多くの人に見てもらうという機会を通じて、『伝統さんさを続けてきて良かった』と思ってもらえたら」と話す。
今年は8団体が出演する。8団体は、東中野町さんさ踊り保存会、仙北小鷹さんさ踊り保存会、滝の下さんさ踊り保存会、盛岡さんさ踊り清流「清流わらべ連」、大沢さんさ踊り保存会、山岸さんさ踊り保存会「すずめ組」、大宮さんさ踊り保存会「子ども組」、滝沢市さんさ踊り保存会。最年少出演者は4歳だという。
「発表会の見どころは、かわいい子どもたちが力強く踊る姿」と菊池さん。「子どもならではの一生懸命さや頑張る姿、大人と一緒に踊って身に付けた技術を見てほしい。小さい頃から踊っている子どもたちのこれからの活動を応援してもらいたい」と呼びかける。
開催時間は、午前の部=11時~12時、午後の部=13時~14時40分。入場無料。各団体の出演順は盛岡観光コンベンション協会のウェブサイトに掲載する。