食べる 学ぶ・知る

肴町にカフェ「ノイ・バンデ」 県内のスポーツ団体を応援するポケットも

大きな看板が目印の外観。野球ボールがモチーフのキャラクターも

大きな看板が目印の外観。野球ボールがモチーフのキャラクターも

  • 2

  •  

 カフェ「ノイ・バンデ」(盛岡市肴町)が8月1日にオープンした。

店内に設置されたスポーツポケット。利用者からは「こんな競技があるんだ」と驚きの声も

[広告]

 店長の級木(まだのき)美子さんは、2022年に盛岡産の規格外リンゴを使ったエナジードリンク風のサイダー「さんさスパーク」を開発。商品の周知と販売に力を入れようと、キッチンカーなどでの販売を考えていたが、知人から物件を紹介され、カフェを開くことを決めた。級木さんの周囲にインターハイや五輪で活躍する競技者がいたことや、自身の子どもたちのスポーツを通じて全国で競技をする若者に出会ったことから、「スポーツをする人を応援する場所を作りたいという思いもあった」という。

 級木さんは「大人がスポーツを楽しむ場所としてスポーツバーがあるが、子どもたちがおやつを食べながら気軽にスポーツに親しめる場所を作りたくてカフェを選んだ」と話す。

 応援の仕組みとして店内に「スポーツポケット」を設置。店内で飲食利用した個人・グループにメダルを1枚配布し、岩手県内59の競技団体の中から応援したい団体のポケットを選んでメダルを入れてもらう。メダル1枚につき3円を毎年10月の「スポーツの日」の前後に、岩手県スポーツ協会経由で各団体に寄付する。「身近な所に素晴らしいアスリートたちがいて、努力を重ねていることを知ってほしい」と級木さん。利用客がスポーツポケットの前で「こんな競技があるんだ」「昔はこれをやっていた」「指導者をしている」といった話を交わす様子が見られるという。

 提供するメニューにはなるべく地元の食材を使う。宮古市の「くじら専門店 鯨Jin」からから仕入れるクジラ肉を使った「くじらバーガー」(850円)や、肴町商店街で購入した食材を使う「肴町ドッグ」(450円)、盛岡産リンゴジュース、紫波産ブドウジュース(以上300円)、3種類のさんさスパーク(各330円)などを用意する。

 営業時間は10時30分~17時。日曜・祝日定休。最新の営業情報はSNSで発信する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース