「ライフアシスタンスカンパニー」(盛岡市上田2)が6月16日、岩手弁を使ったかるた「岩手弁『ぺっこオニかるた』」の受注販売を始めた。
同社は「岩手デジタルシステム」(上田1)と共同で岩手の情報ポータルサイト「ずっぱり岩手」を2007(平成19)年から運営。同サイトに登場するキャラクターとして方言を話す小さな鬼の子ども「ぺっこオニ」を作った。「ライフアシスタンスカンパニー」の千葉英男さんは「サイト名の『ずっぱり』はいっぱいという意味なので、キャラクターは小さいを意味する『ぺっこ』にした」と話す。
方言の面白みを楽しんでもらおうという思いで、2014(平成26)年にはぺっこオニの岩手弁LINEスタンプを発売。LINEスタンプのイラストを使って方言かるたも作ってポータルサイト上に公開し、利用者が印刷して遊べるようにしていた。「かるたはルールが分かりやすく、世代を問わずすぐに遊ぶことができ、方言とも相性が良いアイテムだった」と千葉さん。
LINEスタンプの発売後、シールや缶バッチ、マスキングテープといったグッズが増え始め、かるたの商品化を決めた。応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で注文の受け付けを始めると、3時間で当初の目標金額10万円を達成。1週間で40万円を売り上げた。
かるたには「おしょす(恥ずかしい)」「いがった(よかった)」「ほでくてね(訳が分からない)」「めんけえ(かわいい)」といった岩手弁を採用し、読み札には方言を使った短文と標準語、取り札にはぺっこオニのイラストを描く。読み札の文章は読んで面白く、標準語にしたときに分かりやすいユニークな内容にした。通常のかるたは五十音に合わせて札が50枚前後だが、「ぺっこオニかるた」は「い」と「え」の札が3枚ずつあり、お手付きを誘い、遊びが盛り上がるように工夫した。小判型の札にちなみ、札が金色のバージョンも作成している。
「岩手は広く、地域によっては方言がかなり違ってくる。『うちではこう言わない』というのでも盛り上がってほしい」と千葉さん。「皆さんは岩手弁をいぐづ知ってら?(いくつ知ってる?)岩手弁が分かる人も分からないも一緒に、方言の温かみや面白さを感じて楽しんで」と」呼びかける。
「Makuake」での販売価格は3,960円から。受け付けは9月12日まで。その後、実店舗での販売も予定する。