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盛岡・ZOOMOの来園者600万人突破 環境生かし、動物の親しむ場所を

新緑の中で行われた記念セレモニーの様子

新緑の中で行われた記念セレモニーの様子

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 盛岡市動物公園ZOOMO(盛岡市新庄)の入園者が600万人を達成し、5月2日に記念セレモニーが行われた。

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 同園は盛岡市の市制施行100周年を記念し、1989(平成元)年4月22日に開園。動物と触れ合える場所として世代を超えて市民に親しまれているほか、県内外のファンからも愛されている。開園から30年以上が経過し、施設の老朽化などを理由に2021年の秋から長期休園期間を設け、大規模なリニューアル工事を実施。2023年4月にリニューアル開園した。

 リニューアルに当たっては、「人と動物と自然の健康は相互に関係している」という考えの下、「One World-One Health」の理念を掲げ、里山の自然を守りながら動物たちが生き生きと暮らす姿を見られる環境を整えてきた。来園者からは「動物との距離が近くなった」「園内を歩きやすくなった」など好評が届いている。昨年度の来園者数は20万2852人で、22年ぶりに20万人を突破した。

 4月29日の午後に、1989年の開園以来の入園者数が600万人を突破。来園者と共に祝い、感謝を伝えたいという思いから、記念セレモニーを開いたという。セレモニーには内館茂市長も出席。「市民をはじめ、国内外から多くのファンも来園している。来園者が600万人を超えたのも、ZOOMOを愛する皆さんのおかげ。自然環境を守り、命の尊さを伝え、生き物を愛する心を育む機会を提供する役割を担う施設を、これからも皆さんと一緒に作っていきたい」とあいさつした。

 辻本恒徳園長は「今日の天気のように晴れやかな気持ちでいる。ZOOMOの魅力は何よりも岩山の自然。今日は特に新緑が美しい」と笑顔を見せ、「子ども連れだけではなく、大人の皆さんにも多く来園してもらい、動物がいる公園としてさまざまな人や世代に利用してもらえているように感じる。豊かな自然の中で動物たちと親しみ、のんびり過ごしてもらいたい」と話す。

 セレモニーでは記念のくす玉が割られ、来園者600人にニホンザルのおやつが配られた。

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