見る・遊ぶ

雫石町で「雪灯りフェス」開催へ 移住をテーマに、地域との交流深めて

SNSでは当日に向けてカウントダウン中。ダンボール灯籠が並ぶ会場をイメージしたイラストも

SNSでは当日に向けてカウントダウン中。ダンボール灯籠が並ぶ会場をイメージしたイラストも

  • 14

  •  

 「雫石町まちおこしセンターしずく×CAN」(雫石町)で2月22日、「しずくいし雪灯(あか)りFES with 移住cafe 2024」が開催される。

[広告]

 「しずくいし雪灯り」は2017(平成29)年に始まり、今年で8回目を数える。市民団体や商店街店主らが中心となり、商店街のにぎわいづくり、公共施設の活用、世代間交流の拡大などを目的に継続してきた。今年は岩手県移住促進事業の補助金を活用し、移住をテーマに掲げた。

 雫石町は、町内では移住者との交流を目的としたイベント「転入者応援カフェ」、町外やオンラインでは移住検討者向けのイベント「移住カフェ」を行っている。今回の雪灯りはこれらのイベントとコラボレーションし、規模を拡大。雫石へ移住してきた人や移住を検討している人と地域住民の交流をメインに、寒さに負けない岩手・雫石の冬の暮らしや魅力を伝える。

 今年の雪灯りを主催する「まちサポ雫石」のスタッフにも移住者が多い。広報担当の櫻田栞さんもその一人。「移住者の中には、冬がつらくて帰ってしまう人もいる」と櫻田さん。「外から来た人が見る雫石を共有したい。移住してきた人が気軽に参加できる地域のイベントであり、移住を考えている人が雫石を知ることができるイベントであり、雫石に住む人が移住者や他地域の皆さんと交流できるイベントにできれば」と話す。

 当日は移住コーディネーターと参加者がテーマに沿って語り合う「移住カフェ」をキャンドル作りのワークショップと同時開催。移住者・移住希望者と地域住民が交流を深める。このほか、家の形をしたダンボール灯籠を作るワークショップも行う。会場内には飲食など店が出店するカフェブースも設け、盛岡から雫石へ本社工場を移転した「菊の司」や、岐阜県から移住した店主が営む「山福珈琲舎(さんぷくコーヒーしゃ)」などが出店する。

 「雫石はどうですか、冬の暮らしはどうですか、困ってないですかと声をかけ合いたい。移住者ならではの思いや悩みを共有してもらいたい」と櫻田さん。「移住を希望していなくても、他地域からの来場は歓迎。雪灯りをきっかけに、雫石がどんな町で、今どんな人がいるのかを知ってもらえたらうれしい」と呼びかける。

 開催時間は17時~21時。入場無料。当日は「雫石町まちおこしセンターしずく×CAN」の駐車場を封鎖するため、雫石町役場の駐車場利用を呼びかけている。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース