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盛岡観光絵はがきの写真が一部リニューアル 「52カ所」選定の影響今年も

新たに「鶴ケ池の紅葉」を加えたポストカード。「開運橋たもとからの見た岩手山と北上川」が人気

新たに「鶴ケ池の紅葉」を加えたポストカード。「開運橋たもとからの見た岩手山と北上川」が人気

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 盛岡観光コンベンション協会が1月、同会が販売するオリジナルグッズ「盛岡観光絵はがき」の写真を一部リニューアルした。

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 「盛岡観光絵はがき」は市内の定番観光スポットや四季の風景を撮影した写真を使い、6枚組で販売している。新型コロナウイルス感染症によって観光客が減少したことで一時は販売数も減っていたが、コロナ禍による規制が緩和されたことや米ニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ「2023年に行くべき52カ所」に選定された影響を受け、昨年は観光客が急増。観光絵はがきの販売数も一気に増えたという。

 同会の菊池愛理さんは「旅の思い出として写真の絵はがきが欲しいという声は多く、旅先から送る人や額に入れて飾るという人もいる。旅行に来た時に見られる風景は天候や季節によって左右されるが、絵はがきであれば、いつでもベストな風景や名所の姿を楽しめるのも魅力」と話す。

 2023年度中に在庫が切れてしまう可能性があったため、同会は増刷を決定。増刷に合わせて絵はがきに使われている秋の紅葉の写真をリニューアルした。盛岡城跡公園の二ノ丸付近で撮影したものから、「2023年に行くべき52カ所」の紹介時に紙面に掲載された「鶴ケ池と太鼓橋」を写した風景に変更した。

 秋の写真以外には、開運橋のたもとから見る岩手山と北上川、岩手銀行赤レンガ館、石割桜、渋民公園内の啄木一号歌碑と岩手山、盛岡城跡公園の桜山馬場の雪景色の写真が使われている。観光客から「盛岡らしい景色」として人気なのは「開運橋のたもとから見る岩手山と北上川」の写真だという。

 米ニューヨーク・タイムズ紙の「2024年に行くべき52カ所」には今年も日本から山口県山口市が選ばれている。その影響を受け、同会にも「昨年盛岡が選ばれた影響はあったか」「選定を受けて改善したことはあるか」といった問い合わせが再び来ているという。

 「山口市を紹介する記事では、昨年は盛岡が選ばれたと触れているものも多く、改めて影響の大きさを感じている」と菊池さん。「昨年の盛り上がりを今年も長く続けていきたい。旅の思い出としてだけではなく、市民の皆さんが『自分の住んでいる街はこんなところだよ』と伝えるツールとしても使ってもらえれば」と呼びかける。

 6枚セットで価格は550円。プラザおでって2階観光文化情報プラザ、もりおか啄木・賢治青春館、もりおか歴史文化館、盛岡手づくり村、さわや書店本店・フェザン店で取り扱っている。

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