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「もりおか町家物語館」で初のZINEマーケット 書き手と読み手、交流を

会場の「浜藤ホール」とZINEマーケットのチラシ

会場の「浜藤ホール」とZINEマーケットのチラシ

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 個人が作る小冊子「ZINE」や自主制作本を中心に販売するブックイベント「浜藤の酒蔵ZINEマーケット」が1月21日、「もりおか町家物語館」(盛岡市鉈屋町)浜藤ホールで開かれる。

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 同館では2018(平成30)年から、古本や自主制作本、しおりなどの読書グッズを販売する「浜藤古本市」を開催。2022年からはタイトルを「浜藤の酒蔵ブックマーケット」に変え、本にまつわる複合イベントとして開催を続けている。古本市・ブックマーケットとして回を重ねるうちに出店者数が増え、自主制作本やZINEを並べる出店者も多くなっていったという。

 「ZINE・自主制作本をメインにしたイベントをやってみてはどうか」と思い付いたイベントの運営を担当する同館の千葉剣吾さんがアイデアを出店者へ提案したところ「ぜひやってみたい」という声が上がり初開催することになった。

 千葉さん自身もZINEに興味があり、制作したこともあるという。「ZINEに限らず、盛岡や岩手には自分の手で何かを作り出す人が多い」と千葉さん。「作り手がいる一方、発表の場は限られているので、受け皿の一つになれば。家にこもって何かしたくなるこの冬の時期に合わせて開催したかった」と話す。

 当日は15組が出店。オリジナルのZINEや自主制作本のほか、しおりなどの読書グッズを販売する。盛岡での暮らしや盛岡の喫茶店をテーマにした物や、詩集、写真集、短歌、エッセイ、アートブック、旅行記、アイドルなど幅広いジャンルを取り扱う。

 特別イベントとして、本を作る楽しさを感じられるワークショップも実施。イラストレーターのさいとうゆきこさんが講師を務め、豆本作り体験と和とじ製本のメモ帳作り体験を行う。

 「八満食堂コレコウジツ」「六根珈琲(コーヒー)」は飲食物を販売する。

 千葉さんは「出店者も予想より多く、販売を楽しみにしている人がたくさんいるんだなと実感した。展示販売ではなく対面販売なのがポイント。出店する作者の皆さんとの交流や来場する皆さんとの交流をお互いが楽しんで、盛り上がってもらえるとうれしい」と呼びかける。

 開催時間は11時~16時。入場無料。ワークショップへの参加受け付け時間は、午前の部=11時~12時30分、午後の部=14時~15時30分。体験時間は1回30分~1時間程度。参加費は各500円。

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