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「盛岡三大麺」をテーマにしたカードゲーム誕生 特徴生かし、麺を食べまくれ

「じゃ冷わん」をプレーするhacotokiの皆さん

「じゃ冷わん」をプレーするhacotokiの皆さん

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 盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麺、わんこそばの「盛岡三大麺」をテーマにしたカードゲーム「じゃ冷(れ)わん」が12月9日に発売された。

盛岡三大麺の具材などが描かれたカード。記憶を頼りに正しく麺の具材や既定の杯数を集める

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 ゲームを制作したのは、市内在住の7人によるグループ「hacotoki(はことき)」。メンバーの村田青葉さんが大のボードゲーム好きで、一緒に遊ぶ相手を探しながら他のメンバーに声をかけていったという。物作りに携わる人も多く、遊んでいるうちに「ゲームを作ってみよう」という思いが生まれ、2年ほど前から準備を始めた。

 「ボードゲームにはいろいろな種類があって、玄人向けのルールが複雑なものもある。まずは誰でも気軽に遊べるもの、ボードゲームを初めて遊ぶ人も楽しめるにしたかった」と村田さん。「ゲームとしてつまらないものには絶対にしたくないという気持ちも強かった」と振り返る。

 制作に当たっては、簡単なルールであること、盛岡を題材にすること、短い時間で遊べることといった点を念頭に置き、「盛岡三大麺」を題材に、短い時間で遊ぶこともでき、記憶力で勝負するメモリーゲームを制作した。

 ゲームには54枚のカードを使用。カードの表面には盛岡冷麺と盛岡じゃじゃ麺の具材や、わんこそばのわんのイラストが描かれている。プレーヤーは場に伏せられたカードを1枚ずつめくり、具材やわんを集めていく。盛岡冷麺は麺&スープ・スイカ・辛味など6枚、盛岡じゃじゃ麺はみそ&麺・きゅうり・しょうがなど4枚をそろえ、わんこそばは15杯分のカードを集めるとポイントを獲得できる。正しい具材をそろえ、三大麺をたくさん食べ、得点が多かったプレーヤーが勝利となる。三大麺の特徴も生かし、具材をよくまぜて食べるじゃじゃ麺のカードがそろった時には、場に出ているカードをまぜて位置を変えるといったルールも加えた。

 12月9日には、東京都内で行われたイベント「ゲームマーケット」に出展し、ゲームを販売。岩手・盛岡にゆかりのある人をはじめ、盛岡や三大麺のことを知らない人も足を止めたほか、「ゲームの完成をずっと待っていた」という人もいたという。

 11日と12日にはクロステラス盛岡で、23日には盛岡という星でBASE STATIONで販売・体験会を実施。ゲームを体験した人からは「三大麺がよく分かり、食べたくなる」「盛岡以外の人と一緒に遊びたい」といった感想が寄せられた。飲食店関係者からも「店に置きたい」という声があった。

 hacotoki代表の菅原茉莉さんは「とにかくたくさんの人に見てもらって、遊んでもらうことで、ゲームの面白さを伝えたい。盛岡を訪れるきっかけにもなればうれしい。遊んだ後は不思議とおなかが減って、三大麺が食べたくなるはず。ゲームで麺を食べた後は、実際に味わって」と呼びかける。

 価格は1,650円。さわや書店本店2階のボードゲームコーナーなどで取り扱う。販売・体験会の開催時間は12日=12時~19時、23日=10時~12時。

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