NHKテレビの書評番組「週刊ブックレビュー」の公開収録が1月11日、岩手県民会館(盛岡市内丸)で行われた。
会場には読書に関心の高い中高年層を中心に、ほぼ満席の約600人が来場。盛岡市内を中心に岩手県全域、遠くは仙台市や秋田市から番組のファンが訪れた。
同番組の公開収録はNHKが「視聴者とのふれあいの場」として年に5~6回程度行うもので、盛岡は今回が初めて。
この日の番組司会は児玉清さんと中江有里さんの2人。総合司会としてNHK盛岡放送局の利根川真也アナウンサーが会場を進行した。
番組前半では作家の玉岡かおるさん、作家の楊逸(ヤン・イー)さん、シンガーソングライターのなぎら健壱さんの3人を迎え、それぞれがおすすめする一冊を紹介。後半では地元盛岡市在住の作家・高橋克彦さんが出演し、最新作「ドールズ 月下天使(角川書店)」について、両司会者とトークを交えた。
収録前に司会の2人は観客と短く歓談。「盛岡はとても気に入っている街で、一度は住んでみたいところ。今年は雪が少ないですね」と児玉さん。朝の連続ドラマ「どんど晴れ」に出演した中江さんは「撮影で何度か訪れたので、盛岡のことはよく知っている。(盛岡)冷麺がおいしいですね」とグルメな一面をのぞかせた。
この日収録した番組は1月17日の8時30分~9時24分、翌18日の23時45分~0時39分の2回、いずれもNHK BS2で放送する。