「第45回盛岡市都市景観シンポジウム」が11月18日、盛岡劇場メインホール(盛岡市松尾町)で開かれる。
市は、盛岡らしい景観形成の実現に向け、盛岡の景観を市民と共に考える場として、1980(昭和55)年から「都市景観シンポジウム」を開催。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、2020年は内容を短縮し、2021年は中止したため、通常開催は3年ぶりとなる。
今回のテーマは「街の魅力の情報発信!~盛岡の景観と人の暮らしから~」。当日は、本年度の盛岡市都市景観賞の表彰式と基調講演、テーマに合わせたパネルディスカッションを行う。
都市景観賞は、自然と歴史的環境が調和した都市景観の形成を目指し、市が取り組む景観施策の一環として、周辺景観に調和し美しい街並みを作る建築物などを表彰するもの。本年度は市民から17件の応募があり、「駒木葬祭社屋」と「紺屋町番屋」が受賞した。
基調講演は、昨年盛岡に移住し、岩手での暮らすことの魅力をPRする「いわて暮らしアンバサダー」としても活躍する天津・木村さんを講師に迎え、「盛岡にいい景観あると思います!~岩手移住で知った、盛岡の魅力~」という演題で講演する。
パネルディスカッションはシンポジウムのテーマに沿い、現在のネット社会において、日常の中で見落としがちな盛岡の景観の魅力について、さまざまな手法での情報発信の実例を基に、木村さんを含めた4人のパネリストに意見を聞く。
市景観政策課の担当者は「昨年は中止になってしまい、通常開催となるのは久しぶり。『いわて応援芸人』として盛岡で活動する木村さんから見た盛岡の景観に関する講演は、市民の皆さんにとって新鮮な感覚で聞くことができると思う。感染対策を行った上で実施するので、来場してもらいたい」と呼びかける。
開催時間は13時30分~16時30分。入場無料。申し込み不要。全席自由で定員は180人。