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盛岡城跡歴史的建造物の資料求む 懸賞金上限1,000万円

盛岡歴史文化館で開催中のパネル展より、盛岡城が写る古写真について解説するパネル

盛岡歴史文化館で開催中のパネル展より、盛岡城が写る古写真について解説するパネル

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 盛岡市は現在、盛岡城本丸の天守など城内に存在した建物について分かる古写真や設計図などの史資料を探している。

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 市は本年度から「盛岡城復元調査推進室」を設置し、史跡・盛岡城の歴史的建造物の復元を検討するための根拠となる古文書、絵図、古写真など歴史的な史資料の探索を含めた調査・研究を行っている。

 盛岡城跡にはかつてやぐらや門、御殿などの建物があったが、1874(明治7)年にほとんどが取り壊され、部材は民間に払い下げられた。約150年が経過した現在、盛岡城に関する歴史的な資料はさまざまな場所へと伝わっているという。同室では、払い下げ前の姿や城内に存在していた建物について分析し、盛岡城跡の本質的価値を次世代へ伝えるため、盛岡城に関する史資料を探している。

 市民の協力の下、市内の古い蔵に保管されていた品物や建物を調べているが、復元の根拠となるようなものはまだ見つかっていない。かつての盛岡城を撮影した写真は2022年現在1枚のみ確認されている。現在の菜園方面から撮影されたもので、城内の建物については情報が十分ではない。

 市は盛岡城の復元について検討するためにも資料提供を呼びかけ、9月には新たに懸賞金を創設。探している資料は、本丸天守・二階櫓などのやぐらや瓦門など主要な門の写真、岩手公園開園前の1906(明治39)年以前の盛岡城の写真、城内に存在した建物の平面図・立面図・絵図・設計図など。盛岡城の歴史的建造物の復元の根拠となる史資料と認められた場合、最高1,000万円の懸賞金を支払う。

 寄贈の流れは、市へ史資料などについて調査依頼をし、市職員や専門家が調査・鑑定を行った後、結果を知らせる。資料そのものだけではなく、盛岡城に由来があると伝わる史資料や建物に関する情報提供も呼びかけている。

 もりおか歴史文化館では10月17日まで、盛岡城復元調査推進室の調査活動やこれまでの調査で見つかった史資料を紹介するパネル展を開催中。同室の菊池祥宏さんは「個人宅で発見された資料もあり、皆さんの身近な場所にも何か眠っているかもしれない。まずは盛岡城復元調査推進室まで一報を」と呼びかける。

 募集期間は2023年3月31日まで。

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