スターバックスコーヒー盛岡菜園店(盛岡市菜園1)が7月、20周年を迎えた。
岩手・青森・秋田の北東北3県では1号店として2002(平成14年)年7月にオープンした同店。20周年に合わせ、同店を運営する「スターバックス コーヒー ジャパン」(東京都品川区)が7月1日から、各店が地元の魅力を発信する「北東北リコネクション プロジェクト」を3県内27店舗で展開している。北東北三県観光立県推進協議会が9月30日まで展開する「北東北三県大型観光キャンペーン」にも合わせて企画した。
プロジェクトでは、来店客を各地の方言で迎えると共に「北東北3県のタカラモノ自慢」と題し、店舗に設置するコミュニティボードを通じ、各地の観光資源や自然、郷土料理、文化、歴史、名産品などのテーマで地元の魅力を発信していくという。
盛岡菜園店のほか岩手県内では、イオンモール盛岡店(前潟)、イオンモール盛岡南店(本宮7)、盛岡西バイパス店(北飯岡4)、盛岡フェザン店(盛岡駅前通)を含む8店舗がプロジェクトに参加。盛岡フェザン店で伝統工芸品を展示しフォトスポットも設ける。
現在展示している工芸品は、南部鉄器、秀衡塗、浄法寺塗、岩谷堂くらしなの4点で、今後入れ替えていく予定。フォトスポットには開運橋から見た岩手山を描き、ドリンクを置いて写真を撮ってもらえるようにした。
駅に近い立地から、盛岡フェザン店は盛岡市民のみならず観光客も立ち寄る。足を止めてじっくり展示を見る人や、展示品についてスタッフに尋ねる人もいるという。
同店ストアマネジャーの木伏春奈さんは「北東北で初めて出店したのが盛岡だということに驚く人も多いようだ。盛岡を含め北東北の皆さんに愛されて20年を迎えることができた。来店したら足を止めて、私たちが発信する地元の魅力に触れてもらいたい」と話す。
プロジェクトは9月30日まで。