第46回盛岡・北上川ゴムボート川下り大会が7月24日、開催される。
同大会では、四十四田ダムから南大橋までの約11キロのコースを2人1組でゴムボートをこいで下る。昨年と一昨年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて中止となっていた。昨年は参加者の募集を行った後で中止が決定したため、惜しむ声も多かったという。今年は2019年以来、3年ぶりの開催。参加者にはリピーターも多く、「今年こそ開催しますよね?」という声もあった。
参加者には、四十四田ダムを出発し、夕顔瀬橋、旭橋、開運橋、不来方橋などの下を通って上陸地点の南大橋付近を目指してもらう。コースの途中には、流れの速い場所や落差が大きい場所、岩瀬などの難所もある。中でも最大の難所と呼ばれる「北フォール」は、流れが速く落差もあり、落水する参加者も多いという。コース中の注意が必要な場所はコースマップでも紹介する。
ルールやコースに大きな変更はないが、今回は感染症対策のためタイムレース部門のみを実施。スタートからゴールまで思い思いに川を下れる「自由下り」ができるフリーレース部門は中止とした。タイムレース部門は、四十四田ダムから開運橋の約8キロのタイムを計測。開運橋から南大橋までは自由下りとする。
参加応募は大会公式ホームページでのみ受け付ける。ゴムボートや救命胴衣のレンタル、初心者向けの実技講習会についても一括で申し込める。応募要項や競技規定、諸注意、コースマップなどをまとめた参加要項もホームページに掲載し、応募前に必ず読むように呼びかける。使用するゴムボートを大会前に膨らませて、空気漏れなどの故障がないかチェックすることも求める。
同大会実行委員会運営事務局の小野寺聖さんは「3年ぶりの開催は運営側としても本当にうれしい。コロナ禍で閉じこもっていた人も多いと思うので、この機会に伸び伸びと自然を満喫してもらいたい。盛岡の夏と川下りを一緒に楽しんで」と呼びかける。
参加費は1チーム=1万円。申し込みは7月1日17時まで。