「体験から考える地震への備えinもりおか八幡ぽんぽこ市」が6月19日、「盛岡市消防団第4分団」(盛岡市八幡)で開催する。主催は盛岡劇場・河南公民館(松尾町、TEL 019-622-2258)。
同館が毎年実施している防災講座の一環として企画した同講座。例年の防災講座は館内を会場に、座学中心の内容としてきたが、受講者はすでに防災意識が高い人や、災害時に危機管理を行う人が多いという。普段は受講しない層にも気軽に防災を考えてもらおうと、今回は公民館の外に出てイベント形式で開催する。
講座は、同館近くの八幡町で行われる青空市「もりおか八幡ぽんぽこ市」の開催に合わせて実施。同分団の駐車スペースで、岩手県防災指導車「防災そばっち号」への乗車体験を行う。
防災そばっち号に搭載された地震体験室では、震度2から震度7までの揺れを体験できる。当日は消防署の職員が地震への備えについて解説した後、少人数に分かれて防災そばっち号に乗車し揺れを体験してもらう。
今回の講座には、災害時の避難場所にもなる公民館の防災への取り組みを知ってもらおうという狙いもある。担当者の明石千尋さんは「地域の皆さんと一緒に防災意識を高め、共に備え、つながりを深めたい。地震は身近な災害で、いつ起こるか分からない怖さがあるが、しっかり備えておけば慌てずに済む。講座をきっかけに防災について考えてほしい」と呼びかける。
講座の開始時間は11時30分、13時30分、14時30分で全3回。受講無料。受講受け付けは当日11時から会場で行う。定員は各回先着10人。