岩洞湖まつり実行委員会と風力発電事業を手掛ける「コスモエコパワー」が現在、「第2回 啄木のふるさと 盛岡玉山フォトコンテスト」の作品を募集している。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて中止した「オオヤマザクラまつり」の代替企画として、今年5月から7月にかけて第1回の作品を募集。募集期間がちょうど夏へと移り変わる時期だったためテーマを「風薫る玉山での感動」と設定し、盛岡だけではなく県内外の幅広い年代から応募があり、120点の作品が集まった。
コンテスト運営事務局を務める盛岡市玉山総合事務所産業振興課の担当者は「玉山の魅力がさまざまな角度で切り取られた作品が集まり、甲乙つけがたかった。入賞作品の展示も行ったが、多くの人が足を止めて眺めていて、撮る人も見る人も互いに楽しめるコンテストになったと感じている」と話す。
当初から秋・冬にスポットを当てた2回目のコンテストについて検討し、第1回の反響を受けて開催を決めたという。今回は「オオヤマザクラまつり」と同様にコロナ禍によって中止となった「岩洞湖まつり」の代替企画としての側面もある。
募集作品のテーマは「玉山での出会い・発見・ノスタルジヤ」。玉山地域出身の歌人・石川啄木を意識し、啄木が「ノスタルジヤ」などの外国語を短歌に取り入れていたことからテーマに選んだ。玉山地域を訪れ、出会いや発見を写真に収めてほしいという思いも込める。
姫神山・岩洞湖・渋民駅・好摩駅周辺エリアといった玉山地域で撮影された写真が対象。被写体は風景や人物、建築物、動植物などジャンルは問わず、過去に撮った写真でも応募できる。集まった作品は審査を行い、最優秀賞、コスモエコパワー賞、岩洞湖まつり賞などの各賞を決定。入賞者には賞品を贈る。
担当者は「テーマがノスタルジヤということで、過去に撮影した昔懐かしい風景の写真も待っている。初雪も降り、厳しい一面を見せる季節がやってきたが、玉山に訪れて最高の一枚を収めて応募してもらえれば」と呼び掛ける。
応募は1人2点まで。作品はメールと郵送で受け付け、メールの場合は15メガバイト以内のデジタル写真、郵送の場合は六つ切り・ワイド六つ切り・A4サイズのいずれかのカラープリントを送付する。
応募用紙は盛岡市のホームページからダウンロード可能。問い合わせは玉山総合事務所内の盛岡玉山フォトコンテスト運営事務局(TEL 019-683-3852)まで。応募締め切りは来年1月11日(必着)。