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「盛岡芸妓お座敷体験」今年度も開催へ 新様式で最大限の魅力と楽しみ届ける

盛岡芸妓の皆さん。中央は昨年8月に独り立ちしたばかりの喜久丸さん

盛岡芸妓の皆さん。中央は昨年8月に独り立ちしたばかりの喜久丸さん

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 料亭の座敷などで歌や踊りを披露する「盛岡芸妓(げいぎ)」の芸事を鑑賞できる「盛岡芸妓お座敷体験講座」が10月30日から市内の料亭で行われる。

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 同講座は、明治時代から続く「盛岡芸妓」の華やかな世界を広く知ってもらおうと盛岡観光コンベンション協会が企画し、2015(平成27)年に始まった。高額なイメージがあるお座敷遊びを手頃な価格で体験でき、初めて体験する市民のほか、県内外から盛岡芸妓のファンが参加し、毎回チケットが完売するほど人気のイベントとなっている。

 毎年全3回ほどの開催を計画していたが、2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて全2回となった。芸妓たちも、コロナ禍の中で予定していたお座敷のキャンセルや延期が相次ぎ、思うように仕事ができずにいたという。身に付けた踊りや長唄などを伝統芸能としてステージで披露する機会も減った。

 盛岡観光コンベンション協会の新田英子さんは「芸妓さんたちももちろんだが、料亭の皆さんも苦しい状況にあったと思う。私たちとしても、どうやったら体験講座を開催できるか考え続けていた」と話す。

 今回は全3回の開催を予定しているが、感染症対策のため参加者を県内在住者に限定。これまでは参加者が懐石料理やお菓子などを味わいながら、芸妓たちの芸事を鑑賞したり、お座敷遊びを楽しんだりしていたが、会場での飲食はなく、「特選料亭お弁当」の持ち帰りに切り替えた。内容もお座敷遊びはなくし、踊りや長唄の鑑賞のみとしている。

 新しい様式の中でも参加者に最大限楽しんでもらおうと、開始時間をこれまでよりも早め、12時に終了するように設定。持ち帰った弁当をおいしく食べてもらおうと工夫している。当日、参加者には「ちょっぴりお土産」を用意しているという。

 新田さんは「さまざまな制限があり、これまで通りとはいかないが、大きなイベントやお祭りの中止が続く中の明るい兆しとして、お座敷体験を楽しんでもらいたい。芸妓さんたちの踊りや長唄は美しく、盛岡弁の言葉も柔らかく、すてきなお座敷の雰囲気を味わってもらえると思う。少しでも癒やしの時間になれば」と呼び掛ける。

 開催日と場所は、10月30日=料亭京極(盛岡市大通1)、12月11日=料亭喜の字(松尾町)、2021年2月26日=料亭駒龍(本町通1)。各日とも10時30分~12時。料金は6,000円。チケットはプラザおでって2階観光情報プラザ(中ノ橋通1)と、もりおか町家物語館(鉈屋町)で取り扱う。12月分は10月22日、2月分は1月7日から開催日の9日前まで販売する(10月分は21日まで)。定員になり次第販売終了。

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