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盛岡のスケートボードスペースが小学生以下に無料開放 市内でも人気高まる

「THE PARKING AOYAMA」でスケートボードの練習をする子どもたち

「THE PARKING AOYAMA」でスケートボードの練習をする子どもたち

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 室内スケートボードスペース「THE PARKING AOYAMA」(盛岡市青山4)が8月中の土曜・日曜、小学生以下を対象とした無料開放を行っている。

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 同施設は、リサイクル古着店「ドンドンダウン オン ウェンズデイ盛岡北店」の地下倉庫部分を活用したコミュニティープレースとして2019(平成31)年3月にオープン。当時同店の店長だった成田陽平さんのアイデアから生まれ、現在は成田さんが社長を務める「アップスタート」が店舗と施設の運営を続けている。

 コミュニティープレースとしてオープンした当初から、スケートボード用のミニランプを手作りで設置。スケートボードをする成田さんが、市内にスケートボードができる場所が少なく、天候に左右されない施設が欲しいという思いで設けた。現在はミニランプのほかに、ボックス、レール、ミニバンクを常設していて、全て手作りだという。

 オープンしたばかりの頃は月に40~50人ほどの利用者が、現在は100~150人に増加。施設利用者の中には、新型コロナ禍の中、屋外でできる趣味の一つとしてスケートボードを始めた人もいる。東京2020オリンピックでスケートボードの日本代表選手らが活躍すると市内でもスケートボード人気が一気に高まりを見せた。一方で、スケートボードをしている人が小売店の備品などを壊してしまう事故も起きている。

 成田さんは「スポーツ用品店で話を聞くと、選手たちが活躍した当日のうちにスケートボード用品を買い求める親子が増えたり、一度やめた人が再開しようとグッズを買いに来たりという動きがある。市内ではスケートボードにまつわる良くない出来事もあって、悪い印象を持つ人もいると思うが、それが少しでも良い方向に変わっていくように何か協力したい気持ちはある」と話す。

 「THE PARKING AOYAMA」の無料開放もオリンピックでの選手たちの活躍を受けて決定。8月中の土曜・日曜限定で、小学生以下が対象となる。初日には10人以上の子どもたちが利用。朝から足を運ぶ人や、スケートボードができる場所を求めて市外から訪れる人もいるほか、利用希望者からの問い合わせも増えた。

 併せて、「ドンドンダウン オン ウェンズデイ盛岡北店」でもスケートボードに関連したファッションアイテムを店頭に展示。近年はストリート系ブームもあり、スケーターブランドの人気もある。成田さんは今後、ファッション分野での動きにも期待を寄せている。

 「スケートボードができる場所はとにかく少ない」と成田さん。「これからスケートボードを始める人も多いと思うが、良いスポーツとして受け入れてもらうためにはマナーやルール、安全を守ることが大切。それに加えて、受け入れる環境を増やして整えることも重要。そんな場所の一つになれば」と意気込む。

 営業時間は10時~21時(一部時間帯で利用できない場合がある)。無料開放対象外の利用料金は1日フリータイム=500円。「ドンドンダウン オン ウェンズデイ盛岡北店」で受け付けを行う。問い合わせは同店(TEL 019-658-8383)まで。

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