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ぴょんぴょん舎・アマゾンカカオを使った新商品 数量限定ショコラピビン麺も

「CaCao SOLRONすーぷ」(手前)と「amazon cacao mochi」(奥)

「CaCao SOLRONすーぷ」(手前)と「amazon cacao mochi」(奥)

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 焼き肉店「ぴょんぴょん舎」などを展開する中原商店は5月10日、希少なアマゾンカカオを使った新商品「CaCao SOLRON(ソルロン)すーぷ」を発表した。

ぴょんぴょん舎稲荷町本店限定で提供する「ショコラピビン麺」

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 同商品が生まれたきっかけは、同社社長の邉龍雄さんと、アマゾン産の高品質なフェアトレードカカオ「アマゾンカカオ」の普及活動に取り組むシェフ・太田哲雄さん、フレンチレストラン「ロレオール田野畑」のシェフで、太田さんと共に岩手の食材とアマゾンカカオをつなぐ活動を行う伊藤勝康さんの3人の出会いだった。

 太田さんが岩手を訪れた際に伊藤さんと「ぴょんぴょん舎」で食事をし、「盛岡冷麺」を食べて太田さんは「これだ」と感じたという。その後、東京で行われたチョコレートのイベント「サロン・デュ・ショコラ」に、太田さんは「アマゾンカカオ」と冷麺がコラボレーションした「ショコラ冷麺」と、「ぴょんぴょん舎」の定番メニューで甘辛いソースが特徴の「ピビン麺」とコラボレーションした「ショコラピビン麺」を出品する。

 当初、「冷麺とカカオを組み合わせたい」という連絡を受けた時には2つの食材の結び付きが想像できなかったという邉さん。「もともと盛岡冷麺も日本のものではなく、朝鮮に伝わる冷麺から生まれたアイデア。企業として掲げる理念の中には異文化の融合というような考えもあり、冷麺とカカオの組み合わせが面白いものになる予感がした。完成してみると、世界中を探しても盛岡にしかないような組み合わせになった。これがいずれ新しい文化になるのではないかと思う」と話す。

 新商品の「CaCao SOLRONすーぷ」は3月22日に発売。太田さんからの「アマゾンカカオと岩手の食で新たな料理を作れないか」という思いから誕生した。ぴょんぴょん舎でも人気のスープで、牛骨などをじっくり煮込んだ「ソルロンタン」にホワイトカカオ「マカンボ」をブレンドしている。カカオの量が多いとチョコレートのような甘い風味を感じるため配合にこだわり、優しい味わいとカカオの香ばしさが感じられるように仕上げた。スープにはカカオ由来のポリフェノールや牛骨コラーゲンなどが含まれている。

 アマゾンカカオと岩手の食とのコラボレーションとしては、一関市の大林製菓による「amazon cacao mochi」も発売。甘さが控えでカカオの豊かな風味と時間の経過により変化するやわらかい食感が特徴となっている。

 「CaCao SOLRONすーぷ」はアルミパックでの販売のため、家庭でアレンジして楽しむことも可能。伊藤さんは「飲むとホッとする、体に良い味わいのスープ。シンプルなので、例えば野菜を簡単に手でちぎって加えたり、辛みを加えたり、好みの味で楽しめる」と話す。

 5月10日から、ぴょんぴょん舎稲荷町本店で「ショコラピビン麺」(1,760円)も完全予約制の数量限定で提供。唐辛子ペーストであえた冷たい麺に野菜とカカオ風味の豚チャーシュー、ゆで卵、リンゴをトッピングし、カカオの果肉を煮詰めた「ハレヤソース」、削ったカカオペーストとマカンボを振りかけている。

 太田さんは「せっかく岩手とつながることができたのだから、一度きりではなく長く親しんでもらえるものをと思っていた。チョコレートは発酵食品なので、酢などの材料やピビン麺の辛さとの相性もいい。コクや苦みを加えるスパイスとして、食材としてのカカオにもっと注目してもらいたい」と話す。

 「CaCao SOLRONすーぷ」は1パック250ミリリットル入りで432円。ぴょんぴょん舎各店のほかオンラインショップなどで取り扱う。「ショコラピビン麺」の提供は今月31日まで。前日までの予約が必要。問い合わせはぴょんぴょん舎稲荷町本店(TEL 019-646-0541)まで。

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