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「盛岡の宿応援割」本年度も実施へ 宿泊事業者からの支援の要望受け

事業を紹介する盛岡市のホームページ

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 盛岡市は現在、岩手県民を対象に市内の宿泊施設を利用した時の宿泊料を一部割引する「盛岡の宿応援割」を行っている。

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 「盛岡の宿応援割」は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて宿泊者が激減している市内宿泊施設への支援策として実施するもの。昨年度は夏と秋・冬の2期に分けて行い、事業開始から早い段階で予定の割引数に達した宿泊施設も多く、利用者から好評を得た。コロナ禍が続く今、宿泊事業者から支援の要望を受けて本年度の実施が決定した。

 昨年度からの変更点は実施期間の長期化と割引額上限の2つ。県内居住者が同事業に参加する市内の宿泊施設を利用した場合、1人当たり3,000円を上限に宿泊料金を割引。割引となる宿泊料金は、素泊まりほか食事の提供を含む各施設の宿泊利用者を対象とした料金とし、消費税・地方消費税・入湯税のほか、アルコール類などの費用は含まない。宿泊料金が3,000円を下回る場合は宿泊料金が割引上限となる。

 利用時には、宿泊施設へ「盛岡の宿応援割」を利用することを伝え、割引適用の可否、利用料金、割引額などを確認した上で宿泊予約を行う。宿泊当日は各施設で所定の申込書に利用者全員分の必要事項を記入し、代表者の住所が確認できる運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を必ず提示する。

 利用を申し出なかった場合や本人確認書類の提示がない場合は割引の対象外となるほか、施設によっては割引が適用されない期間・プランがある。予約サイトを利用しての予約については施設ごとに扱いが異なるため、施設への問い合わせが必要となる。

 現在事業に参加しているのは51施設で、市のホームページでは「つなぎ温泉エリア」「市街地エリア」「玉山エリア」「都南エリア」と地域ごとに分けて連絡先や参考料金、割引開始時期を紹介している。担当者は「コロナ禍の現状を踏まえ、本年度も事業を行う。最新の情報は市のホームページに掲載するので確認してもらいたい。ホームページからは申込書を印刷できるので、混雑防止などの点から事前の記入と持参にも協力してもらいたい」と呼び掛ける。

 実施期間は来年2月28日まで。

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