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盛岡に眼鏡のセレクトショップ 一人一人に寄り添う1本を「ゆっくり」選んで

さまざまなフレームが整然と並ぶ「optician pomalu」の店内

さまざまなフレームが整然と並ぶ「optician pomalu」の店内

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 眼鏡のセレクトショップ「optician pomalu(オプティシャン ポマル)」(盛岡市大沢川原3、TEL 019-681-8515)が1月2日、オープンした。

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 店主の伊藤洋一さんは岩手県花巻市の出身。長く眼鏡業界で働き、「丁寧に良いものを、きちんとした眼鏡を提供したい」という思いを持ち、自分の店を持つことを考えていたという。首都圏の専門店などで修業し技術を身に付け、開業にこぎ着けた。

 眼鏡店によって接客スタイルは異なるが、細かな調整ができないことや、時間をかけて相談できない店もある。「そういった接客が悪ではないし、それが合っている人もいる。自分が納得できるものと技術を、じっくり時間をかけて、求めている人に届けたいと考えていた。そういう店が1つあっても良いと思う」と伊藤さん。「ライフスタイルや場面によって、眼鏡をかけたときの物の見え方が違ってくる。見え方やかけ心地を重視して、来店した皆さんと会話しながらその人に合う眼鏡を届けたい」と意気込む。

 店名の「optician」は眼鏡を扱う人のこと。「pomalu」はチェコ語で「ゆっくり」という意味があり、ゆっくりと時間をかけ、一人一人と会話しながら眼鏡を選ぶ伊藤さんのスタイルに合うことから名付けた。同店で取り扱うのは、「OLIVER GOLDSMITH(オリバーゴールドスミス)」や「Wiley X(ワイリーエックス)」などの海外ブランドのほか、「ENALLOID(エナロイド)」「HUSKY NOISE(ハスキーノイズ)」「VioRou(ヴィオルー)」といった日本のブランドの眼鏡フレーム。県内では取り扱いが少ないブランドを中心に、同店オリジナルデザインのものを加えて常時200本ほどをそろえる。

 伊藤さんは眼鏡技術者の技量・知識を認定する「SS級認定眼鏡士」の資格を持ち、視力検査から調整までを1人で担当。そのため、どの眼鏡も同じ水準で提供できるのが特長だという。開店から間もなく1カ月となるが、来店客には「自分の眼鏡が合っているのか分からない」「見え方をこうしたい」という要望を持つ人もいて、「困っている人が多い」と感じている。

 ヒアリングや調整に2時間ほどかかることから、時間に余裕を持っての来店と事前予約を勧めている。現在使用している眼鏡についての相談にも対応。伊藤さんは「例えば年齢を重ねて何となく見えづらさを感じるとき、どんな眼鏡やレンズ、度数を選んだら良いか分からなかったり、聞きづらかったりすると思う。そういったところを気軽に話してもらいたい。皆さんがどうしようと悩んでいる部分を相談してもらい、一緒にゆっくりと眼鏡を選んでいけたら」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~18時。水曜定休。来店予約はメールと電話で受け付ける。

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