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「盛岡IT・ものづくり技術集」発行 全106社掲載、優れた技術力を広めて

「盛岡IT・ものづくり技術集」の表紙

「盛岡IT・ものづくり技術集」の表紙

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 盛岡市は、新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴う経済対策として、盛岡地域の製造業および情報サービス業が持つ優れた技術を集約した「盛岡IT・ものづくり技術集」を作成した。

 コロナ禍の受け、国外からの原材料・部品などの調達、製造、配送といった一連の流れが損なわれる中、生産拠点の分散化や国内回帰といった環境の変化が起きているという。こうした中で、盛岡地域の情報サービス業や製造業の技術を紹介することで、売り上げ増加や販路拡大、国内企業による盛岡市内への立地などに働き掛ける。

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 冊子では情報サービス業55社、製造業51社、全106社を掲載。各社の主要事業・製品、得意技術、顧客分野、主要取引先、設備、資格など細かな情報を収集し、「どういうことができる企業なのか」をコンパクトな形で紹介する。企業の情報のほか、支援機関の紹介や産学連携の取り組み、助成制度、盛岡市の紹介も盛り込み、地域の良さを知ってもらいながらビジネス面もアピールする。

 理工系学部のある学校についての情報も掲載。豊富な人材がいることを県外企業へ知らせ、立地につなげるとともに、若者へ地元にも活躍できる場所があることを知らせ、人材の定着につなげる狙いがある。

 冊子は5000部発行し、1月15日には全国の企業約3000社へ発送した。同時に、冊子に関するホームページも開設し、同じ内容インターネット上からも閲覧できるようにしたほか、動画の配信や最新情報などの発信も行っている。

 掲載企業を対象にしたアンケートによると、おおむね好反応が得られ、「売り上げ増加につながる」という回答もあったという。盛岡市ものづくり推進課の担当者は「この技術集はコロナ禍の影響を長期的なものとしてとらえて作成したもの。冊子を開いて、見てもらえれば、どんな技術を持ち、どんなサービスを提供する企業があるのかが分かる。それぞれの企業だけではなく、盛岡地域に優れた技術を持った企業があり、人材があることも知ってもらえる。盛岡地域全体の生産性や産業の力を高める動きに結び付けば」と話す。

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