JR盛岡駅構内2階北側コンコースで12月25日から、首都圏でしか販売のないパンやスイーツを販売するイベント「出前!グランスタ東京in盛岡」が行われる。
同イベントはJR東日本盛岡支社と、東京駅内の商業施設「グランスタ東京」を運営する「鉄道会館」が共催で実施するもの。期間中はJR東日本では初めての試みとして、当日の朝に作られたパンやスイーツ、総菜などを東北新幹線で東京駅から盛岡駅へと直送して販売する。
JR東日本盛岡支社ではこれからのポストコロナ時代に向けて、新幹線輸送の活用を強く推進しているという。鉄道会館側へ今回のイベントについて提案したところ、同じ内容の企画を検討中だったことから開催に至った。
イベントでは東京駅限定商品を中心に盛岡駅へと輸送。商品が新幹線に乗って盛岡まで来る様子をオンラインでつなぎ、会場内でライブ放映も予定している。新幹線荷物輸送を行う商品の例としては、東京駅外初登場となる「THE STANDARD BAKERS TOKYO」の「御養卵のクリームパン」や、「元祖木村焼き 百両屋」の「東京百両あんぱん」、東北地方初登場の「銀座甘楽」の「豆大福」、東京駅の人気商品「ザ・メープルマニア」の「メープルバタークッキー」などがある。
盛岡での開催に続き、来年では仙台駅での開催も予定。担当者によると、盛岡が会場に選ばれた背景には、新幹線が発着するターミナル駅で、新鮮な食材・商品を新幹線で輸送するのに適した環境に加え、県内外から利用者が訪れることから、多くの人に食の魅力を発信できるメリットがあるという。
担当者は「コロナ禍で東京へ訪れることが難しい地域の皆さんへ、東京駅限定商品をはじめ、年末年始のあいさつへの好適品や、家族で集まる時間を楽しくする話題の商品を届ける。盛岡駅へ足を運んでもらいたい」と呼び掛ける。
開催時間は11時~19時(25日のみ12時から)。今月27日まで。